試合

北九州今季初勝利ならず・立川は7得点で開幕4連勝

FリーグDiv.1(F1)2024-2025シーズン 第4節
〜ボルクバレット北九州 VS 立川アスレティックFC〜

6月22日に北九州市立総合体育館で行われたボルクバレット北九州対立川アスレティックFCの試合は7-2で立川が勝利。ホームの北九州は今節も勝つことが出来なかった。入場者数は399人。

第1ピリオド9分に立川の中村充が先制点を決めると、一気に波に乗った立川は更に得点を重ねていく。一方、北九州も残り時間が少なくなる中で攻勢を強めるが、なかなか決め切ることが出来ないまま0-4で折り返す。

第2ピリオドはまずは1点が欲しい北九州が複数チャンスを作るが、逆に中村充にこの試合3点目を決められ更に点差を広げられる。
早い時間からパワープレーに入った北九州は岡田大毅が1点を返し1-5に。続けて宮崎岳もゴールを決め、更に食らいついていきたいところだったが、立川がパワープレー返しで2点を加えて7-2で試合を終えた。

開幕以来4連勝の立川と対照的に北九州は4連敗。横山巧、大澤将士という元北九州の選手2人を擁する立川との対戦ということで、ファン・サポーターも注目する中、今季初勝利をホームで収めたかった北九州にとって非常に厳しい結果になった。

■得点者■

北九州 岡田大毅、宮崎岳

立川 中村充(×3)、OG、南雲颯太、横山巧、酒井遼太郎

 

試合後選手コメント

■立川アスレティックFC

中村充選手

1点目は得意な形というか、結構やっている形で、振り抜いたら入った感じです。アウェーの地ですし、まずは気負いというか、みんなの重さだったりが取れた一本だったと思うので、それが良かったかなと思います。

後半は相手が攻めて来る時間が長かったんで、自然と向こうの時間にもなりますし、押される部分は致し方ないと思いますが、もう少し修正して、失点を2じゃなくて0にしていかないといけないと思います。

――ハットトリックで得点ランキングも上がりそうです

得点も運とタイミングの部分があるので、決められるところで取り切る。今日ももう1点くらいは取れたと思うので、そういうところでしっかり決めていかないと得点ランキングの上を目指すのは難しいと思います。しっかり丁寧に、一個ずつ積み重ねていければなと思っています。

――次戦に向けて

4連勝したことはいいことですし嬉しいことですが、先を見過ぎず、次の試合次の試合と一週間ごとに試合はやってくるので、次の試合に向けてみんなでしっかり準備して、もう一回連勝を伸ばせるように、勝ちを続けられるように全員でやっていこうと思います。

 

上村充哉選手

勿論パーフェクトな試合ではなかったんですけど、勝ち点3を得たことが何よりも大きいし、僕達が目指してる所は上位リーグに入ることでも、3位以内に入ることでもない。優勝を狙っているので、別に相手がどこであろうと勝たないといけない。今日勝って、来週負けて次勝ってというようなことになると優勝出来ない。勝ち続けないといけないから、その気持ちの所でみんな上手く統一出来たのが良かったかなと思います。

――開幕4連勝です

別に連勝に関しては特に何も思ってなくて、優勝するためには全チームに勝たないといけないということです。
後半の失点に関しては、やはりそういうところを直していかないといけない。パワープレーのところ、後半結構長い時間受け続けていたのでピンチを作られたところはありましたが、(失点を)0に修正していかないといけないなと思いました。パワープレー返しで得点したのは良かったですが、やはり失点のところをなくせるよう頑張りたいと思います。

 

■ボルクバレット北九州

安嶋健至選手

前回7失点したという事実を受け止めて、チームで固めていたセットとかも全部変えて、競争してきた中で出られる選手が出ようという、そういう一週間を過ごしてきました。ですが前半は特に立川の上手いパス回しにただ回されていいチャンスを作られて。守備の強度も足りないし、結局1点取られて流れが変わって、前回と同じような、自分達で修正出来ないような4失点。ゲームが壊れたような状態。自分達は戦う土俵にいないのかなという風に思いました。今のままだと。

後半うらさん(浦上浩生)と(宮崎)岳がとんでもない檄をチーム内にぶっこんで。もう雰囲気を良くしようとかそういう次元じゃない。ミスして試合中だから切り替えようとかは悪くないと思いますけど、それは最低限自分達がやらなきゃいけないプレーをやった上での話で。日頃の練習もそうだし、試合でパフォーマンスを見せるのもそうだし。低いレベルで雰囲気を良くしようというのはない。責任を果たした上での切り替えとかナイスプレーというのが出なかったんで、やはり練習は嘘をつかないというのはその通りだなと思いました。
でも、現実、自分は試合で長く使ってもらいましたけど、最初の中村(充)選手のミドルシュートは自分のところで決められましたし、最後後半のパワープレーで少し押してるシーンでも(星野)祐作との連携ミスからボールを奪われて決められたシーンもありましたし、自分も全然チームを助けられてないなという悔しさはあります。

サポーターの、最後まで応援してくれた姿に自分達が答えなきゃいけなかったし、正直前半で帰られてもおかしくなかったゲームだと思います。でも最後までああやって応援してくれたサポーター達のために、自分達は絶対逃げずに立ち向かわないといけないなという風に思いました。自分もベテランとかそういう括りではなく、まず自分がやらなきゃいけないなと思います。

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▶Text by 東 恭子
▶Photo by 東恭子
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