試合

PK戦までもつれた熱戦・ボアルース長野は全日本選手権2回戦進出を逃す

2月22日から24日までの3日間、第30回全日本フットサル選手権大会の1、2回戦が大阪、茨城、大分、兵庫の各会場で開催された。
2月23日、大分県別府市のビーコンプラザでは1回戦でFリーグdivision1(F1)の湘南ベルマーレとdivision2(F2)のボアルース長野が対戦。
試合は延長戦でも決着がつかず、PK戦までもつれ込む白熱した展開の末に湘南が勝利し、2回戦に進出した。

試合開始後間もなく、4分にボアルース長野はオウンゴールで先制。続く8分には湘南の山﨑歩夢の得点で同点に。その後16分に長野の岡本生成、19分に湘南の籔内涼也が得点し、2-2の同点で1stピリオドを終える。

2ndピリオド、24分に湘南のキャプテン高橋広大が2枚目の警告を受け退場。チームは数的不利となったものの、31分に山﨑歩夢が再びゴールを決めてリードを奪い返したが、38分に長野の米村尚也が同点弾を放ち、試合は3-3で延長戦へ。

45分に堀内迪弥がゴールを決めて湘南が再びリード。このまま試合終了となるかと思われたが、49分に田中智基が同点ゴールを挙げ土壇場で長野が4-4に追い付きPK戦に突入。
PKを4本続けて成功した湘南に対し長野は2本となり、湘南の2回戦進出が決定。長野は今シーズンの戦いを終えた。
尚、湘南は2回戦でバサジィ大分に1-2で敗れ、準々決勝に駒を進めることはできなかった。

今シーズンF2で優勝し、来シーズン22-23シーズン以来3年ぶりのF1復帰を決めた長野にとって、F1を6位で終えた湘南との試合は来シーズンを見据えた上での試金石ともなる試合。
惜しくも1回戦で姿を消すこととなったが、最後まで粘りを見せ、来季再びF1の舞台へ挑む長野の米村尚也に話を聞いた。

――試合の振り返り

今年、長野としてはF1昇格っていう目標を達成した中で、1回戦からF1の湘南という来シーズン自分たちが戦う相手ということで、自分たちはF2として戦うというよりも、F1として戦うというのをチームとして位置づけて練習からやってきました。自分としてはゲーム展開含め長野が優位に進められたのかなという風に思います。

本当に失点の仕方だったりとか、1個のミスだったりというところがやっぱり結果につながってくるのがF1で、F2だとそういう細かいミスがあっても失点が起きないというところでも、F1だと自分たちの1個のちょっとしたミスでも隙をついてくる。

リードして追いついてっていうのを繰り返し、最後のPKでやられちゃいましたけど、そこに関してはもう本当に何が起きても仕方がないっていうところがあるので。その前の段階で自分たちが勝負を決めきれなかったっていうのが敗戦の要因かなと思います。

――延長戦に持ち込めたことも含めて長野の底力を見せることは出来たのでは?

北信越予選から戦って全日本出場を決めて、相手が湘南に決まってからチームとしてそこに対する対策などにフォーカスしてやってきました。
(山蔦)監督が言っていたのが、もちろん相手の対策ということをやるけども、最終的に自分たちがやってきたこと、そういうことをどこまでできるかが一番重要だっていうこと。
自分たちに目を向けて、その中で本当にこの1年間ボアルース長野として培ってきた経験だったり、やってきたフットサルっていうのをしっかり出し切って勝とうという話でした。その中でディフェンスから作って、カウンターから仕留めたりとか、本当にチームとして、取りたかったところで、ゴールを沈めれたっていうところは良かったと思います。

ただ、さっきも言ったように失点の仕方だとか、本当にそこを改善していかないとF1には残れないと思います。
F2に降格したシーズン、やっぱり勝ちきれない、勝ち点を取れないっていうところがかさんで、最終的に最下位になって入れ替え戦で降格という結果を味わったので、いかにしてあの40分間で勝負を決める、勝ち点を取る、勝ち点3を奪うっていうところにフォーカスして、来シーズンを戦っていくか。戦っていけるかどうかいうところが一番だと思うので、本当にそこは来シーズンに向けての経験というか。
山蔦監督になって3シーズンたちますけど、1シーズン1シーズン違うことをやっていくっていうよりも、積み重ねができている最中。
自分はもう在籍5年目になりますけど、その在籍した中での経験値だったり、監督がやりたいフットサルいうところの熟練度、積み重ねっていうのは非常に良くなってきている。
あとは選手たちがどこまでそれを体現して、結果につなげていけるかが大事だと思うので、その辺にフォーカスして来シーズンを戦っていかないと降格したシーズンと同じ過ちを犯してしまうと思うので、そこはシビアになっていかないといけないという風に思います。

――今シーズンの戦いを終えた今の率直な気持ちを

もちろん今日勝てなかったというところで悔しさもありますけど、今シーズンのチームの目標であったF1昇格っていうところは達成できました。
PKも含めて、必ず勝ち負けがつくスポーツですし、相手も勝つという気持ちできているし、本当にその戦いの細かいところが勝負を分けたのかなと言う風に思いますし、その上で、自分個人としてはチーム全体、湘南戦に向けてやるべきことをやった上での結果だと思います。
40分通して、延長を入れてもそうですけど、本当に悔しい試合にはなりましたけど、自分たちがやりたかったことを出し切れなくて負けたっていうわけではなく、自分たちがやりきった結果。あの最後のPK戦までが全てだと思うので、本当にそこに関しては自分も含めて、ボアルース長野というチーム全体が誇りを持っていいのかなと思いますし、胸を張って長野に帰りたいなと思います。

 

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▶Text by 東 恭子
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