試合

ボルクバレット北九州は本拠地で2戦連続ドロー

Fリーグ2024-2025 ファイナルシーズン 北九州ラウンド 第24節
〜ボルクバレット北九州 VS Y.S.C.C.横浜〜

ファイナルシーズン北九州ラウンド最終日の1月26日、開催地をホームとし、ホストチームとも言えるボルクバレット北九州はY.S.C.C.横浜と対戦。2-2のドローとなった。
約1ケ月前にレギュラーシーズンを戦ったばかりの両チーム。北九州の劇的なホーム初勝利となったことも記憶に新しい中での再戦は、双方共に悔しい結果に終わった。

1stピリオド序盤、高橋健のシュートで先制した横浜。その後両チーム共に決定機はあったものの、キーパーの好セーブなどもありスコアは0-1で折り返す。

2ndピリオド、開始後間もなく北九州は安嶋健至のアシストを宮崎岳が決めて1-1の同点に。続いて津田京一郎も得点し北九州が逆転に成功したが、その後は横浜に自陣でボールを握られる時間が増え、36分には荒川勇気のシュートで横浜が同点に追い付く。
パワープレイを選択した北九州は得点を狙って行ったが、追加点を取ることは出来ず2-2のまま試合終了となった。

ファイナルシーズンの開催地となったことで、レギュラーシーズンにプラスしてホームアリーナで試合をすることが出来た北九州。地元のファン・サポーターの前で勝ち試合を見せたかったところだが、2戦ともドローという結果に終わった。
横浜は2ndピリオドで2失点して以降は自分達の時間を作りシュート数も北九州を大幅に上回ったが、勝ち越すことが出来なかった。北九州ラウンドの成績は1勝1分。

■得点者■

北九州 宮崎岳、津田京一郎

横浜 高橋健、荒川勇気

 

試合後コメント

■Y.S.C.C.横浜

稲葉洸太郎監督

12月の試合に比べると入りの所は良かったと思います。前回は最初に3失点したことで試合が動いてしまいましたが、今日は自分達のプランとか狙いを持てて試合を出来たかと思います。

――後半失点はしたが、横浜がペースを握る展開でした

試合後半の中盤からはディフェンスのラインを少し上げて取りに行くというのをやったんですが、いいシュートなどもありましたし、決まっていれば勝てたかなと思います。

--ファイナルシーズン残りの戦い方は

一試合一試合、日々練習で向き合って、この短い期間でも強くなること。今日みたいに連戦、一週空いて岸和田、小牧ではまた同じように連戦になる。やってきたことをより精度を高めて戦っていかなければと思います。

■ボルクバレット北九州

中嶋孝行監督

年末がホーム最後だったんですが、今日もう一回あるということで、勝利をお届けできればと選手も最後まで頑張ってくれたと思います。

パワープレイも含めて、本当に最後まで諦めずに絶対勝つぞと言う思いが我々のらしさのひとつで、どんな困難があっても最後まで信じて走り切る、やり切る。そこから何か感じてもらえればいいなと思ってやってきたので、勝つことは出来なかったですが、そういう部分では何か感じてもらえるものに繋がって行けばいいなと思います。
今日はキーパー3人全員使う、リレーするということで、お互いみんな特徴が生きてものすごく良かったかなと思います。特に(中村)亮冶はすごくセンスもあって貢献してくれたんじゃないかと思います。そういう意味で、なかなか試合に出れなかった選手も含めて全員で勝ちを目指して、結果残念ながら勝てなかったんですけどこれは僕の力不足だと思いますし、選手は一生懸命最後までやってくれたと思います。
最後のゲームに1000人近いお客さんが赤いユニホームで染めていただいて、本当にあたたかいサポートの中で試合が出来て感謝ですし、地域にボルクという存在が愛されているというのを実感した時間でもありました。この調子でしっかり地域に根付いて、これからも赤い色のユニホームがもっともっと増えるように頑張って欲しいと思います。
僕も残り3試合あるので、最後まで精いっぱいピッチ上でボルクらしさが現れるように準備をしたいと思います。

 

安嶋健至選手

前節と同様悔しいなという、その言葉しかないですね。本当にYSさんは個の力が強い選手が結構多くて、ハーフで少し引いてくることが前節から予想されていたので、そこをどう崩していくかというのはチームで話し合いながらやっていたんですが、やはり前半は特になかなか相手陣地に行ってはいるけど押し返されたり、シュートまではいかせてもらえないというシーンが本当に多くて、ちょっと攻めあぐねてしまったところはあって、少し難しいゲームになったなと思いました。
後半宮崎(岳)の所で僕もアシストできたんですけど、あの形を練習してましたし、2人の阿吽の呼吸で上手く点を取れたこと、引いてる相手でも崩せたことは少し自信になりました。
後は本当に耐える時間が多かったんですけど、キーパーも3人使って、本当にチーム全体で守り切りたかった所を最後やられたしまったんですけど、それでも最後、赤い服を着たサポーター達がとんでもないほどいたと思うんですけど、パワープレイ中もすごく彼らの声が聞こえて、全然勝てるなと言う気持ちでに臨んでいましたし、やっぱり最後で点が取れない、守り切れないというのがどうしてもチームの弱さだなと思いました。本当に2戦連続ドローは自分としては悔しいなって言う気持ちでいっぱいです。昨日も言ったんですけど、勝つと負けるとでは大きくこの先のボルクに影響する、勝てばボルクの未来も変えられる試合だったと僕は思っていたのでどうしても勝ちたかったです。

--北九州ラウンドが終わりました。ファイナルシーズン残り3試合です

まずは本当にファイナルシーズンっていうのは特別な舞台ですし、自分達は下位リーグになってしまいましたけど、色んなクラブや色んな人達が注目してると思うし、そこでどんなプレーが出来るのかというのは個人としてもチームとしても問われるというのは絶対あるので勝ちに貪欲にいかないといけないですし、若い選手達、こういった舞台で緊張すると思うんですけど、ここで彼らがそれを経験するというのはなかなかないので選手達が伸びる試合にもなるだろうし、何かをつかみ取るというただの消化試合じゃないなとは思います。誰も消化試合なんて考えてないと思います。
僕もセントラルに憧れたひとりとして、自分達のプレーでそういった人達を増やさないといけないし、特別な舞台だなと思うので、そこでモチベーションは全く落ちないと思っています。それはチームに伝えなきゃいけないと思います。でもそれを言うためには自分の結果も必要なんで、そこはちょっと足りてない。
出れなかった小原とか、怪我してしまったイザケとか、彼らが活躍することでチームはまた生き返りますし、彼らはライバルではありますけど、いいプレーをして欲しい。練習からいいプレーが出ているので、特別な舞台でいいプレーが出来るかというのがチームとしても大事だし、勝利のために全員がもっと貪欲にならないといけないと思います。

 

津田京一郎選手

--北九州ラウンドの振り返りを

2試合連続で点を取れて素直に嬉しいのと、でも一番は本当は勝ち切りたかったというのがあります。やっぱり北九州で僕らが勝つことに意味があるというか、せっかく見に来てくれているサポーターとか、初めてフットサル観戦に来ていただいた方に勝ちを見せたかったというのが正直あります。フットサルってこんなに盛り上がるんだと感じて、また2回目、3回目と見に来て欲しい。だから勝ちたかったというのが一番の感想です。

--残り試合に向けた目標は

個人的にはあと1点で二桁いくので、僕の中でも初めてというか、一番点を取れているシーズンなので、このままチャンスをものにして、瞬間を楽しんで、しっかりゴールを決めたいと思います。そして勝利に貢献出来ればいいと思います。

 

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▶Text by 東 恭子
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