試合

リーグ再開初戦。北九州がしながわを破り今季地元開催初勝利

FリーグDiv.1(F1)2023-2024シーズン第13節
~ボルクバレット北九州対しながわシティ~

9月3日(日)に北九州メディアドームにてボルクバレット北九州対しながわシティの試合が行われた。

第1ピリオド立ち上がりは北九州のペース。最初のセットプレーのチャンスも北九州が作ったものの決め切れず、その後は試合は均衡したままハーフタイムを迎えた。

試合が動いたのは第2ピリオド。24分に松川網汰がゴールに押し込んで北九州が先制すると、3分後には笠篤史のゴールでしながわが同点に。しかし1分後にはカウンターで宮崎岳が決め再び北九州がリードを奪う。更に隙を突いた鮮やかなゴールでパカットが追加点を入れ北九州がゲームを支配する中、しながわもパワープレイで白方秀和が1点返したが、反撃及ばず3-2で北九州が勝利した。

リーグ中断後の初戦、単独最下位を避けるためにも絶対に勝ちたい北九州と、ホームで悔しい敗戦を喫した相手に借りを返したいしながわ。順位が近いチーム同士の戦いだったが、軍配は今季北九州市内の試合でまだ未勝利だった北九州に上がった。

13節終了時点の順位は北九州11位、しながわ10位。

■得点者■

北九州 松川網汰、宮崎岳、パカット

しながわ 笠篤史、白方秀和

しながわシティ試合後会見

ーー試合総括をお願いします

岡山孝介監督
岡山「選手たちの力をしっかり発揮させてあげることが出来なかったので、責任を感じています。ただ、まだ試合はありますので、しっかり前を向いて頑張っていきたいと思います。

(北九州は)直近の試合を見ると調子を上げているなという印象がまずひとつあったので(前回の対戦とは)まったく別の試合になると思っていました。
前回に関して言えば負けてしまったんですけど、正直言えば圧倒的にうちが攻めていたと思うし、今日の試合とは全く違う展開だったので、相手の調子どうこうという風には見ていなかったです。むしろそれでもうちにはいい選手が揃っているんで、彼らの力をしっかり発揮させてあげることが出来れば勝つことも出来たと思いますし、自分の責任の方が大きいかなと思っています。

パワープレイで惜しいシーンは確かにありましたが、決めなきゃいけないですね。そこをしっかり決めれるようにトレーニングしていきたいと思います」

 

白方秀和選手

白方「やっぱり勝てなかったのは悔しいですし、まだ整理がついてないんですが、もっと全員でやるべきことをやらないといけないなと思います。
僕の所で最後にパスがちょっとずれたりだとか、ポジショニングが悪かったりとかそういうところがすべてだったかなと感じているので、最後パワープレイだけに限らず個人的にミス多かったですし、責任感じています」

 

 

ボルクバレット北九州試合後会見

ーー試合総括をお願いします

中嶋孝行監督

中嶋「昨日北海道さんも勝って、順位争いというのが難しい中で、先々週から中断明けでゴールを奪うというのを課題に整理しながら自分達の強みの4-4の守備であったり、ボールの保持のやり方であるとか、みんなでしっかりやってきた成果かなと思っています。

後は本当にぎりぎりの戦いを僕らもやっているので、ミーティングでも色んな覚悟を持ってやろうということで、その姿が皆さんに喜びだったり感動だったりとかを与えられたらいいねという話をして、先手先手取りながらいい展開になったんじゃないかなと思っています。
ただこういうゲームを勝ち切るには、パワープレイの時にあと二点は入るようなシーンがあったので、そこは課題として3-2ではなく5-1くらいにしていけるようなチームに今後なっていかないと、ここから上がっていくのは難しい所はあると思うので、その辺を研究してまたやっていきたいと思います。

守備と得点力、僕は両輪でと思っていて、データで見るとシュート数が多い試合が(シーズン)前半も多いんですよね。ポゼッション率もうちの方が多かったりとか。ゲーム決めていくにはゴールだろうということで、よりゴール前にフォーカスしたトレーニングをやって、ちょっとしたルーズボールとか、攻守においてそれを持っていかれたり、安易にキャッチできるところをコーナーキックにしてしまってそれを入れられたりとかあったので、ちょっと時間をかけながらゴール前付近のところを整備はしてきたつもりです。それが結果的にゴールを奪えるようなチャンスになっていたと思いますし、選手がよりゴールを割るんだというアクションが増えてきたというのは事実だと思うので、それがより先手をとりながら、相手選手、黒本選手とか代表で質が高い中ゴールが奪えたのかなと思っています」

安嶋健至選手

安嶋「本当に負けられない試合だったなかで、先手を取りながらゲームを進められたことは価値ある勝利だったかなと思います。前回のしながわ戦もそうだったんですが、しながわはタレントもいますし、外国籍の上手い選手、GKに日本代表の黒本選手とかがいる中で、自分達が中断明けから準備してきたものがしっかり出せていたなと思います。
ボール保持の所に関しても4-4が本当にすごく丁寧にやれるようになってきたのかなと手ごたえは感じています。今監督が言った通り、最後のパワープレイの所で先に一本とれていればゲームが完全に決まったなっていうところではあったので、そこはなかなかゴール数伸ばせてない中で、今後確実に必要かなと思います。
本当にみんなが全員一体となって戦ってようやく北九州開催で、あの応援の中で勝利を届けられたことが何よりも嬉しかったかなと思います。

準備してきたものは出せたなという印象です。3-1と4-0のセットで回してたと思うんですけど、僕の出ていたセットではボール保持率を上げることで守備の時間を単純に減らしているってところで、4-0だったら相手も取りに行きながら裏とられたりとかスタミナ失っていくんで、そういったところで今度は守備になった時により強い強度でいけるっていういい循環が生まれてたのかなと思います。
失点してしまいましたけど、そこまで大きな守備エラーはなかったんじゃないかと。攻撃も変な失い方もそこまで多くなかったですし、もちろんフットサルはミスをするスポーツなんでミスはあったかもしれないですが、大きな、ゲームを決めてしまうようなミスはなかったかなと。そこは手ごたえあったんですが、後はやっぱり得点ですね。ゲームを作る上では良くなってきてるけど、今日も前半二本くらい自分にチャンスあったのに決めれなかったんで、自分達のセットは失点なしで1点2点とっていくセットになりたいですね。ゲームを作ってリードしていくようなセットに。

本当にホームで勝てたのはみんな待ち望んでたことですよね。中断期間イベントとかも積極的に参加して、沢山の人に来ていただいて。今日初めて来る人達がいる中で勝つゲーム、熱いゲームを見せることが僕たちの存在意義なのかなと。応援してくれる人たちを増やせるように勝ち続けたいです」

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▶Text by 東 恭子
▶Photo by 東恭子
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