試合

復調した大阪が勝利、浦安はプレーオフに向けて得点力が課題に

~バルドラール浦安 VS シュライカー大阪~

Fリーグディビジョン1もとうとう最終節を迎えた。その1試合目が2月3日(金)、バルドラール浦安がホームのバルドラール浦安アリーナにシュライカー大阪を迎えた一戦。金曜日のナイトゲームには、学校や会社帰りのサポーターが多く足を運んだ。

ホームの浦安は、前節プレーオフ出場を決めている。とはいえ、アウェイで戦ったボルクバレット北九州には、0-3で敗れている。そのため同勝点で並ぶ立川アスレティックFCに、得失点差で2位を譲る結果となった。この試合に勝利することで、最終節を2日後に戦う立川にプレッシャーをかけて、プレーオフで有利な2位浮上への望みを託す。対戦する大阪は、シーズン中盤にケガ人や体調不良者が出たこともあり、思ったように勝点を積むことができず、下位に沈んでいたが、ここ2試合は連勝。メンバーも戻って本来のチーム力を発揮している。リーグ終了後のカップ戦に向けて、改めてチーム力の向上を図っている。

ホームで最終節を迎えた浦安が勝利への積極的な姿勢を見せて、高い位置からプレスを仕掛け、ボールを奪っては攻撃に転じて攻勢を強めていく。一方の大阪は、自陣に引いての守備陣形から浦安の攻撃へていねいに対応し、隙を見てはカウンターでゴール前に迫る。

攻撃に重心を傾ける浦安が何度もゴール前で際どいチャンスを作る中、8分強を残した時点でガリンシャ選手がゴール正面でボールをキープすると、大阪の田村友貴選手がマークについたところでガリンシャ選手が倒れてファウルの判定となり、浦安がPKを獲得。大阪はゴレイロを眞野翔太選手に交代して対応すると、ガリンシャ選手が蹴ったボールを眞野選手が弾き、さらに磯村直樹選手が身体を張ってボールをピッチ外へ蹴り出して得点を阻止する。

このプレーで流れを呼び込んだ大阪は、そのすぐ後のプレーでカウンターからシュートまで持ち込み、相手陣内でキックインを獲得。折り返しからゴールを狙った野村悠翔選手のシュートは枠を逸れたが、そのボールを逆サイドにいた樋口未樹也選手が直接ゴールに蹴り込み、先制に成功する。さらにその1分後、加藤翼選手が左サイドで起点となり、中央に走り込んだ齋藤日向選手が2点目を決めてリードを広げた。

2ndピリオドも大きく構図は変わらず、より攻撃的なのは浦安。しかし大阪の守備は固く、奪ってからのカウンターの回数も徐々に増えていく。約10分が経過したところで、中盤のボールの奪い合いで勝った大阪がゴール前にボールを運ぶと、加藤未渚実選手がペナルティーエリア内で倒されてPKを獲得。このPKを今シーズン限りでの引退を発表している相井忍選手がしっかりと決めた。

3点ビハインドとなった浦安は、9分強を残したところでパワープレーをスタート。何度かゴールに迫るものの、大阪はゴレイロの矢内大介選手を中心に集中した守備で得点を許さない。スコアが動かない中、マイボールになった大阪が素早くリスタートを行うと、そこから再び樋口選手が決めて4点差に。さらに5得点目となるパワープレー返しを野村選手が決める。

ここで浦安は、タイムアウトを取得。その後は、出場時間の短い若手選手を中心としたセットで戦いを進めていく。若手セットは、攻守にフレッシュなプレーを見せて、最後の最後まで得点を狙い、残り1秒でオウンゴールを誘発。一矢報いる意地を見せた。

22節の結果、浦安は3位でプレーオフに出場。決勝に駒を進めるためにも、立川に2戦必勝を期す。大阪は、ここで勝点を積んだことで、エスポラーダ北海道をかわして9位でフィニッシュとなった。このまま上昇気流に乗って、シーズンの締めくくりとなる全日本フットサル選手権大会に挑む。

バルドラール浦安 試合後会見


小宮山友祐監督
ーー試合の総括をお願いします
小宮山
難しい試合でしたね。私もまだ、まとまっていないんですけど、プレーオフに行くチームの試合ではなかったということは選手たちにも伝えました。ここ2試合、なかなかゴールが取れないというところ、先週の(ボルクバレット)北九州戦もそうですし、今日の大阪戦もそうですけど、ゴールに迫ることはできていましたけど、最後なかなか決め切ることができないことが敗因につながったと思います。今日はPKもあったので、そういうのが入っていればというところですけど、『たら・れば』は、いくらでもつけられますので、それよりもそれ以外の部分、PKもそうですけど、それ以外でも得点を取るチャンスはあったのに、決めることができなかった。そこに尽きるかなと思います。ここまで自分たちが積み上げてきたものが、この2試合はまったく表現ができなかった。いい時間もありましたけど、(Y.S.C.C.)横浜戦後にも話しましたけど、勝利への執念や勝ちへの貪欲さがここ2試合はありませんでした。プレーオフが決まったからなのか、安堵しているのかは、ちょっとわからないんですけどね。

選手たちには毎試合決勝戦のつもりでやるぞといって、今日もそのつもりでやらせましたし、何かを変えるということもなく、自分たちのストロングポイントを出していこうと話して試合に臨みました。その割には、自分たちで(試合を)壊しちゃったかなというところ。ポジティブな要素を探すことがむずかしいくらい、もったいない2試合だったなと思います。

全然まとまってなくてすみません、ちょっとショックの方が大きすぎて。いずれにしてもプレーオフには行けるので、これで立川(アスレティックFC)に、2試合勝たなければいけなくなったので、そこのプランは修正しますが、2つ勝ってその先に進めるように。これも選手たちに言いましたけど、今日負けたのも俺たちだけど、プレーオフに行くのも俺達なので、悲観したり、何かを投げ捨てる必要はない、積み重ねてきたもの、やってきたことを信じなさいと、それができれば必ずいい結果は出ると。そういうことを伝えました。

マインド的に難しいですけど、ただ俺たちが本当にめざしているのはどこなんだというところで、そこに向かうには、こういう苦しい道のりもあると思うので、そういうのを1個1個、乗り越えて行こうと。他人のせいにするのは簡単だけど、しっかり自分に矢印を向けて。いつも言ってるように、責任は全部私にあるので、自分のプレーを見比べて、何が足らなかったか、もっと何かできたか、そういうポジティブなところを見つけなさいと言いました。使う・使わない、やり方、戦術、それらを選ぶのは全部私なので、責任は俺が取るから、自分たちがほんとうにやらなきゃいけないことをしっかりやろうということを最後、選手たちに伝えました。過ぎてしまったことは仕方がないので、立川戦に向けていい準備をしていきたいなと思います」

ーー失点直後、パワープレーをやめて、最後のセットを出しましたけど、パワープレーをやめた判断と、最後のセットの意図を教えてください
小宮山
パワープレーをやめたのは、やっても入らないなと正直思ったからです。いろんな葛藤はありましたけど、このままホームでパワープレーを続けて、パワープレー返しで返されて6点7点8点取られるよりは、フレッシュな選手を出して、彼らがしっかりとゲームの流れをもう一度持ってくる、あるいは自分たちができるすべてを出して、何かしら浦安らしさを伝えることができたらなと思って起用しました。パワープレーに入るまで、そこまでが全てだったなとちょっと思いながら。

最後に出した選手たちは、選手たち自身にも伝えましたけど、申し訳ないと。こういう展開の中で出して、野球で言ったら敗戦処理のような。一番きついですよね。でもあの4人、プラス イゴールは、しっかりそういうことを理解してプレーしてくれたし、なんなら1点とりましたし、やっぱりそういうことはチームにプラスになったなと感じています。

自分も現役のときにああいう局面で試合に出場させられた経験もありましたし、ああいう経験から得られるものもまたあると思います。監督としては、すごく心苦しかったですが、でもしっかり期待に応えてくれたなと思います。彼らは、全然試合に出してなかった選手ですが、タイミングが合わずに起用できない、もっとチャンスを与えてあげたいと思っていたのに与えられていなかった選手です。こういう言い方をすると、じゃぁあの時点で試合を投げたんですかと言われてしまうかもしれませんが、現実的な話をすると、投げたというよりはパワープレーを止める決断をしたというところ。それによって得点が生まれたのは、良かったのかなと。わからないですけど、こればっかりは、良かったのかなと思いながら。難しいですね、フットサルは。ずっとこの世界にいますけど、本当に難しいなと感じました。答えになっていないかもしれないですが」

ーー永井監督が新しいプレーモデルに着手していて、今日はそれで臨んだと言っていたが、そういったことも影響していますか?
小宮山
永井監督が言っているプレーモデルが、ディフェンスの部分なのかオフェンスの部分なのかはちょっとわからないですけど、大阪のハーフからのボックスのディフェンスは、スカウティングしてわかっていましたし、今日のアップを見ていても、これはやってくるなと思っていたので、狙いどころも(選手たちに)何個か提案して、実際にうまくいっているシーンもありましたし、あれで決めることができていたらもっとチャンスもあったなかなというところです。ただ、先に点を取られると、向こうのモデルの方が引いて守ってカウンターが発動できるんので辛いなって思っていたんですよね。だからPKを決めていれば、(相手は)出てこざるを得ないので、やっぱりそこですよね。先制点を取れたら大きいと思っていたのに取れなくて、逆に取られて。

あのディフェンスの攻略方法は、いくつか(選手たちに)提案していましたけど、ただ決め切るところまでつながらなかった。永井監督とも試合前にちょっと話しましたけど、大阪はチーム状態がすごく良くなっているというのは外から見ても思いますし、選手たち一人一人が自信を持ってプレーしていることも感じましたので、難しい試合になるなと思いました。ただ、準備してきたからこそ、もうちょっと迫っても良かったんじゃないかなと思います。ガリンシャ、ことごとく止められてたなという印象ですね、チャンスはたくさんありましたから。本当にすべては先制点だったかなとは思います」

石田健太郎選手
ーー試合全体を振り返っての感想をお願いします
石田「ここ数試合、失点がすごく多くて、立ち上がりは悪い入りではないですけど、試合の運び方というか、課題が残るものがあります。ここ最近は、どちらかというと自分たちが主導権を握ることが多い中で、ああいうふうに一発のカウンターだったりで失点してしまう。攻めてる状況でリスク管理というのは難しいですけど、やっぱりゴールを決めて終わることができれば、ああいう形にはならないと思います。失点が多くて、得点が少ないというところで、やっぱりもっとゴールが必要かなと思います」

ーー相手のゴレイロが当たっていたのもありますが、その得点が取れていない要因についてはどう考えていますか?
石田「大きく変わったのは、シーズン最初とか中盤に比べて、ピヴォのガリンシャと柴山(圭吾)がいる中で、両セットとも3-1にしたというのは、うちとしても大きくあります。両ピヴォともいい選手なので、変えた当初は、ボールが収まっていい攻撃ができていましたけど最近は、引いてくる相手が多くて、やはり引いた相手を崩すというのはなかなか難しい。イゴールを上げて、パワープレーもやりますけど、点を奪うことはなかなかできてません。そこは、プレーオフで立川ももしかしたら引いてくる可能性もあるので、そこを崩すためにどうしたらいいかというのは、監督もいろいろ戦術を落とし込んでくれましたけど、もうちょっとそれをやりまくってもいいのかなとと思います」

ーーピッチに立っている時間が一番長いですが、ご自身のプレーに関してはどう思いますか?
石田
一番長い分、一番結果を出さなきゃいけないですけど、なかなかゴールを取ることはできてないので、そこはやっぱり自分自身の責任です。AFC(AFCフットサルアジアカップクウェート2022)前は、アラをやることが多くて、AFCでフィクソをやって、帰ってきてからは(チームでも)フィクソをやることが多いので、ディフェンスの部分でもう少しチームに貢献したいなという思いも強くあります。

うちにはアラの若くてスピードのある、いい選手がいて、そういう選手たちにどう勢いをもたらすかというのが大事だなと自分自身感じているので、そういう面で自分も積極的になっていいのかなというふうには感じています」

ーー積極的にというのは得点についてですか?
石田
そうですね、ゴール前に絡むシーンをもう少し多く作ってもいいのかなと思います」

ーーフィクソというポジションをやりつつゴールにも絡んでいくには、難しさもあるかと思いますが?
石田「それはもうタイミングで。いい例でいうと、名古屋(オーシャンズ)のアルトゥールは得点をたくさん決めてますし、代表でも一緒にプレーしましたけど、タイミングを見て上がるのがすごい大事だなと思います。フィクソだから点取っちゃいけないというルールはないんで、やっぱり全員がゴールの脅威のある選手になれれば、もっとゴールが取れると思うので、そこはもう自分のタイミングだと思っています」

ーー相手が引いてくるというのは、チームが強くなったからというのもあるかと思いますが?
石田「まぁそうですね、ピヴォは2人ともいい選手なんで。タイプが違いますし、引き出しも多くなったと思います。その分、自分たちが押し込んでる時間というのは、前進の回数だったりを見ても、クワトロをやっているときより明らかに多いと思うので、それはすごいポジティブな部分です。だけど、じゃあ相手がそれに慣れてきたら次に何ができるの?というのは考えなきゃいけない。でも、それ以前に、ディフェンスでもっとハードワークするとかというのは、全員に求められる部分かなと思います」

ーープレーオフに向けて、どういったところを整理して、どういった気持ちで望んでいきたいかを教えてください
石田「もう切り替えるしかないと思います。今日のゲームは、いい部分もたくさんありましたし、1年間積み上げてきたものがチャラになるとは思ってないので、全部が全部変える必要はないと思います。ただ、(チームの)雰囲気だったりは、変えなきゃいけないですけど、それは戦術よりも簡単に変えられるものだと思います。僕自身、今日の試合で反省しなきゃいけないのは、戦術とか技術よりも、そういう部分、チームの雰囲気の部分が大きかったので、そこは1週間あれば絶対変わると思います。まずは自分からこのチームのために出し切りたいなと思ってます」

ーープレーオフは不利な状況で望むことになるので、2勝しないといけないと思いますが、そのあたりは?
石田「どの試合も勝たなければいけないですし、監督は、リーグの本当に初戦から『決勝戦のつもりで戦おう』って、毎試合言っていました。本当に決勝戦みたいな舞台に来ましたけど、逆に自分たちは毎試合決勝戦のつもりで戦ってきたので、今まで通り戦って、勝つだけかなと思います」

シュライカー大阪 試合後会見


永井義文監督
ーー試合の総括をお願いします
永井
自チームの選手たちが、よく頑張ったなというのと、やはり浦安の強さというのを感じたゲームでした。スコアはああいうスコアでしたけど、公式記録を見てもらえばわかる通り、彼らの攻撃力のすごさを肌で感じて、やはりプレーオフに出るチームだなと思いました。そういう相手に対して、自分たちが新しく取り組んできたゲームモデルを体現してくれて結果につなげてくれたことに、選手たちと現場スタッフ、クラブのスタッフには感謝しています」

ーーシーズン序盤のすみだ戦で大阪の強さをみて、今年は上位に行くと思ったが、途中で低迷する時期があり、今日はまた強い大阪が見られました。どういうことがあって、こうなったのでしょうか?
永井
自分たちは、年間を通してアタッキングフットサルで圧倒するというところでシーズンをスタートさせました。開幕戦は、キーパーを上げて、そういう攻撃で圧倒するという部分でチームを作っていきましたけど、前半戦を終えたところで、シュート本数はリーグでトップ4でしたが、順位とシュート決定率は下から2番とか3番とか、そういうところだったんですね。シュートでチャンスを作っても決めきれないという現状があって、勝ちを引き寄せきれない前半戦でした。そこで中断期間は、得点を決める確率をより上げられるように、さらに攻撃に取り組んだんですけど、それが実を結ばずにシーズン終盤まできてしまい、そこでゲームモデルを大きく変えるのは難しい状況でしたので、残留を決定した後、北海道戦の週からゲームモデルを変えました。このままでは全日本選手権で優勝するとか、強いチームと戦うのは難しいと思いましたので。

その中で、アタッキングフットサルから、プロアクティブフットサルと自分たちは言っているんですけど、少し先見的に相手を見てとか、自分たちが主体的に相手を予測して動いて、ボールを奪ってカウンターをするですとか、そういうスタイルに変えました。そこが今、2連勝、3連勝というところにつながっていると思います。シーズンの終わり方としてはよかったと思いますけど、シーズン序盤に関しては、強く責任を感じています」

ーー全員ハードワークして、それが結果につながった試合だと思うが、中でも野村悠翔選手が印象に残りましたので、期待することや評価を教えてください
永井
彼はゴールを取る力、シュート1本に対しての決定率が非常に高い。シュート本数も打ちますけど、ゴール、シュートというところに彼の良さがあるので、それをどう活かすか。自分は(起用法で)彼を活かすし、彼はそこで自分自身を活かしてもらうことを期待しています。それはもちろん攻撃で点を取るということで、定位置攻撃だけじゃなくて、トランジションからの移行の攻撃でも点を取れる力を持っていますし、セットプレーでも点が取れます。ですから、その2局面とプラスセットプレーで点をとってもらうことを期待しています」

ーー今日の評価?
永井「すごく頑張ったと思います。でも彼ならあと2点取れたと思います(笑)」

ーーあと1秒で完封勝利でした
永井「あと1秒でしたね。そういう自分たちの脆さが出た一方で、若い選手がそういう経験をするというのは、非常に大事なことなので、いろんな意味でプラスだったと思います」 

ーーケガ人だったり、直近では体調不良だったりでメンバーが揃わないなど、いろんなことがあったシーズンでしたが、リーグ戦での22試合を全日本フットサル選手権大会にどう活かしていくか、教えてください
永井「今日みたいなゲームをするというのが、全日本選手権で一つでも多く勝ってタイトルに近づくためには必要だと思うので、今日のようなゲームをしたいなと思います。全員で一致団結して頑張ります」 

ーー今シーズンをもって引退する相井 忍選手がチームに残してくれたもの、伝えてくれたもの、監督が感じていることを教えてください
永井「技術、戦術、メンタル、心理、フィジカル、プラスエモーション、感情のところ。よく言われる4つの柱ではなくて、5つめのエモーション、感情というところを彼は残してくれたと思います。それは、時に若い選手にとってプレッシャーに感じてしまうことはあるかもしれないんですけど、そこは彼もシーズンを通してちょっとずつ工夫してくれて、言い方をコントロールしたりとか。でも必要な、核となるエモーションの部分に関しては譲らずに選手たちに伝え続けてくれたことにすごく感謝をしています。

自分自身との関係性でも、年齢で言えば彼の方が1つ上ですから、そういう難しい環境が彼にはあったと思います。それでもチームのために、最年長として立ち振る舞って、プレーして、結果を出して。自分自身、本当に感謝してますし、他の選手たちも感謝の気持ちを強く持っています。そういう気持ちを彼が点を決めて勝つ、結果という形で、みんなで勝つというところで送り出せたことは非常に良かったかなと思います」

ーーPKを蹴るのは決まっていたんですか?
永井「はい、PKとか、第二PKとか、いろんな局面の中で彼が点を取る、それは送り出すのに彼に点を取らせてあげようとかそういうことではなくて、戦略的にも彼が点を取ると間違いなくチームが乗る、それで勢いづけられるというのは確信していたので、PKも、他のシーンでも、彼が蹴ることは決まっていました」

▶Text by 小西 尚美
▶Photo by 小西 尚美
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