Fリーグ2024-2025 第20節
〜ボルクバレット北九州VS Y.S.C.C.横浜〜
12月28日、ボルクバレット北九州とY.S.C.C.横浜が北九州のホーム・北九州市立総合体育館で対戦。6-5で北九州が勝利した。
第1ピリオド、試合開始後間もなく北九州の玉井勇輝の先制点を皮切りに立て続けに北九州が3得点。その後は両チーム点の取り合いとなり、5-4と北九州が1点リードで試合を折り返す。
第2ピリオドは一転してスコアが動かないまま試合終盤を迎えるが、33分に菅原健太が自身のこの日4得点目を挙げて横浜が5-5の同点に追い付く。その後は両者共に追加点を許さず、そのまま試合終了になるかと思われたが、残り34秒でクシヤマ・イザケが決勝点を決め、北九州が劇的な勝利を手にした。北九州はこれが今季ホーム初勝利。
横浜は、この試合の結果でファイナルシーズン上位リーグ進出の可能性がなくなった。
■得点者■
北九州 玉井勇輝、宮崎岳、村山幸資(×2)、星野祐作、クシヤマ・イザケ
横浜 菅原健太(×4)、味岡元輝
試合後選手コメント
■Y.S.C.C.横浜
稲葉洸太郎監督
最初いきなり3失点してしまって、自分達の中では完全に想定外な展開になってしまったんですけど、まず前提として(メンバーが)10人しかいなかったということもあって、戦い方も限定的になりました。プレスに行くところと行かないところとか、体力的なことも考えてプランを練っていたんですけれど、その中で3失点と出鼻をくじかれたというか、それは相手の素晴らしさだと思いますし、こちらの未熟さと受け入れなければいけないですけど、そこからしっかり立て直してあそこまで持っていけました。
かなりオープンな試合になってしまって、見てる人からしたらとても面白かったと思うんですけど、やってる側としてはあまりコントロール出来なかったという、反省点も沢山ある試合にはなってしまいました。
最後のところは、僕らは勝たないと上位リーグに行けないという状況だったので、点を取りにも行きましたし、パワープレーに対しても少し賭けに行ったという、勝ちを取りに行った結果かなと。引き分けを狙いに行くことも出来ましたが、それじゃ意味がない試合だったので勝ちに行きました。リスクを取った上での結果なので、そこは自分の責任です。自分が決断して選手達は実行してくれたので、僕の責任だと思います。
――残り試合、ひとつでも上を目指すことになります
もちろんです。ここからは少しフェーズを変えて、自分達の成長のためにも、見てくれている方達のためにも、常にいいプレー、いい振る舞いをしてしっかりと成長していけるように、ひとつでも上の順位で終わらせられることを目指して頑張りたいと思います。
菅原健太選手
まず、(前節)退場者とかもあって人数が少ない中で、入りを大事にしようと言っていた部分で、序盤で3失点してしまったのはチームとしての反省点ですけど、そこから巻き返して1点差まで詰めることは出来ました。ハーフタイムにみんなで話し合って、後半絶対に逆転しようということで、同点に追い付けたのに最後、両チーム共にパワープレーをする中で踏ん張り切れなかったというのが今のこのチームの現状だし、まだまだ弱い部分だなと思っています。
やっぱり人数も少なく、代わり替りでやっていく中で失点というのは絶対にしちゃいけない。そこでチープというか、キックインからとか、警戒していたキーパー攻撃のファー詰めのところとかでやられてしまったので、この一週間の練習でまだまだ対応しきれていなかったなというのが課題です。
――残り試合に向けて
残り2試合、立川と浦安という上位チームが相手なんですけど、次の試合からは出場停止者とかも戻って来る。目指すものは勝利なので、勝利のために相手チームを研究して、練習で技術を積み上げていくというか、またチーム一丸で、チーム全員で協力しながら、助け合いながらやっていきたいと思います。
■ボルクバレット北九州
村山幸資選手
今シーズン、ホ―ム戦では未勝利でしたが、選手、スタッフ、サポーターの皆さま、応援して下さる全ての皆さまと、強い気持ちで望んだ試合で勝利を勝ち取ることが出来ました。皆さまと一緒に喜ぶことが出来て、2024年の最高の締めくくりが出来ました。ありがとうございます。
――ゴールを決めた時の感想お願いします
自分は1人でゴールをもぎ取るタイプではなく、周りに助けてもらって、仲間との掛け合いでゴール出来るタイプなので、チームメイトと喜べて嬉しかったです。
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