Fリーグ2023-2024シーズン 第21節
〜Y.S.C.C.横浜 VS しながわシティ〜
12月1日(金)、Y.S.C.C.横浜はホームの横浜武道館にしながわシティを迎えて、第21節を戦った。今シーズン、横浜武道館で戦う試合は最後。また、レギュラーシーズンの上位と下位のそれぞれ6チームに分かれてファイナルシーズンを戦う今シーズンのレギュレーションのなかで、横浜は20節が終わった時点で6位。7位のバサジィ大分との勝点差は2で、勝敗の行方によっては順位が入れ替わる可能性もある。この試合で勝利したい理由は数々ある。
対するしながわは11位。前節終了後に岡山孝介前監督が退任し、松田大次郎コーチが新監督に就任。今節が初陣となった。ファイナルシーズンに向けて1つでも多く勝点を積み、F1残留を確実なものとしたいという思いもある。しながわにとっても勝利は必須だ。
試合は、横浜の鳥丸太作監督が試合後に「良さを消された」と話した通り、しながわが横浜のビルドアップを阻み、狙い通りに攻撃の形を作らせないディフェンスを遂行。とはいえ横浜の守備も固く、お互いに点が取れずにスコアレスの時間が長く続いた。
そんななか先制したのは、しながわ。前線への長いボールからの攻撃を実らせ、18分に笠篤史が強烈なシュートを放って得点した。
2ndピリオド、追いかける横浜は5分が経過したところでゴレイロをより攻撃的な井戸孔晟に交代。パワープレー的な形も作って前へ重心をかけていく。しかし、しながわはアグレッシブな姿勢を変えずに前線からプレスをかけ続ける。するとその姿勢が実り、高い位置でボールを奪ったところから横浜の守備陣形が整わないうちに攻撃へ転じ、ゴール前でフリーになっていた中村友亮にパスが出て得点。リードを広げた。
2点を追う展開となった横浜は、7分強を残した時間帯からパワープレーを開始。ところが白方秀和にパワープレー返しを決められ、3点ビハインドに。
その後横浜はタイムアウトを取得し、パワープレーのメンバーを変更。この形から安井嶺芽が放った長めのシュートをゴール前でコースを変えた田村佳翔が得点して1点を返すが、反撃もここまで。横浜はファイナルシーズンに向けて手痛い敗戦を喫することとなった。
21節終了後、横浜は7位に後退。とはいえ6位の大分とは勝点差1。レギュラーシーズン最終節に上位リーグ進出の望みをつないだ。一方のしながわは、順位を一つ上げて10位に。最後まで気の抜けない戦いは続いていく。
Y.S.C.C.横浜 試合後会見
鳥丸太作監督
ーー本日の試合の振り返りをお願いします
すごく大事な試合を落としてしまったので、残念な気持ちでいっぱいというのが、やっぱり一番最初の気持ちです。
しながわさんは、監督が代わってどういう戦い方をしてくるかというのもありましたけど、すごくタフな試合で、特にコンタクトはファウルになるかならないかというところは、審判の方のジャッジが難しいぐらいでしたので、この試合にかける思いというのも感じました。そこに対して、僕らのいつものパフォーマンスが出せなかったのは、2つ目の残念なところだったかなと思います。僕らの良さを相手がうまく消してきたのかなっていうところで、自分たちに対しての敬意というか、戦って来たなという感想です。
ただ、まだ僕らは上位(6チーム)に入る可能性を持っているので、今すぐには難しいですけど、次のトレーニングのときにはみんな前を向いて切り替えて準備していきたいと思います。
ーー前節の立川戦は、YSがもともと持っていた泥臭さをもう一度思い出そうといったところでしたが、今日の試合について、気持ち的な部分、ボールを奪いに行く部分などは監督の目にはどう映りましたか?
選手の気持ちはすごく高かったと思いますね。ただ、まだ答えはわからないですけど、今日選手には、(全日本)選手権と同じ気持ちで、1点の重みを感じながらプレーしようということを伝えていて、堤選手も言ったように守備から入るというところで、彼らの定位置の攻撃はもともと良さがあるので、守備のところを埋めていければ、攻撃のところも自ずついてくると思っていました。そのなかで守備の強度というのは、満足するものではなかったですけど、守備の意識はみんな高かったと思います。失点のところは、奪われてからのカウンターだったので、デリケートなところだと思いますが、ただ、「失点なし」と言っても、ああいうミスがなくなるわけでもないですし、逆にそこを怖がってプレーしていったら彼らの良さを消してしまうので、そこのバランスというのは難しいです。その質問に戻ると、うまくいかなかったというのはありますけど、守備の意識というのは高かったと感じてます。
ーーここ最近は、祝航大選手がかなり出場時間を伸ばしてきていますけど、監督の評価は?
今日の彼のプレーには、とても満足しています。まだ不安定な部分があるなかで、今は負けているときに流れを変えてほしいというところでの出場になっていますけど。ただ、流れを変えられる選手というのは、そんなに多くないと思いますし、今日もありましたが堤選手が2人を引きつけて祝選手にパスをして、いい状態での1対1というのが、わかりやすい彼の良さだと思います。そういうことを活かせるというところでセットで出していますが、そのいい状態での1対1というプレーに関しては、すごく満足してます。
ーー終盤、長い時間パワープレーをやりましたが、時間も少なくなるなか、必ず勝たなければいけない試合というところで、パワープレーのリスクのかけ方というのは、監督はどういうふうに考えていたのでしょうか。
リスクのかけ方までは、選手には伝えてないですけど、ただ練習でパワープレーの時間をとっているので、そこは出ている5人の選手の信頼のもと、やっています。練習中にこういうことを狙ってほしいっていうのは伝えていますので。ただ、うまくいったところといかなかったところがあると思うので、ちょっとそれは映像を見て、なんでうまくいってなかったのかとかというところで、今までの引き出しも振り返りながら、ちょっと修正していきたいなと、パワープレーに関しては思います。
ーーパワープレーに入ったら監督から細かく指示を出すことはないですか?
そうですね。決まった連動とかサインはあるので、これを使っていこうとか、時間帯とか、相手の状況とか。今日は3点を追わないといけなかったので、シンプルなものを選んで伝えてました。ただ、そのなかでやっぱりピッチの中の5人にしか見えない感覚はあると思うので、そこは僕は大事にしたいなと思っています。ですから僕からはそんなにうるさくいうことはないです。
ーー相手チームは監督が代わっての初戦というところで、難しさはありましたか?
何をするかわからないというところは、ありました。ただ、芝野(創太)選手を登録してというところと、最初の布陣というかメンバーを見て、おそらくシステムは3-1でシンプルなプレーをしてくるかなといったところで、割とそこは想像通りでした。ただ、プレスの強度とかというのは、映像で見ているよりも強く感じました。しながわの危機感というのは、やっぱりそこでも感じていました。
ですから、想像とかけ離れたことはなかったですけど、ただ想像よりもその強度の部分とか選手のクオリティの部分は、僕の想像よりも上回ってたのかなという感想です。
ーー試合前に選手たちに伝えたことはありますか?
今日は、戦術的なところは置いといて、選手に伝えたのは、今シーズン最後の武道館でのゲームなので、もうどうやっても緊張してしまう選手もいると思うんですけど、その中で楽しんでいこうっていう。自分たちは、選んでフットサルをしているから、ゲームは、その危機感のなかでも楽しんでという気持ちは忘れないでねというのは伝えて送り出しました。
ーー後半にゴレイロを井戸(孔晟)選手に交代しましたが、彼の攻撃面を期待してというところが狙いですか?
定位置の攻撃で、そこまでいつものような主導権というのが握れなかった印象があって、そのなかで少しリスクもあるなと感じていたので、井戸選手を入れてゴールキーパー攻撃を入れることによって、主導権を握りたかったっていうところです。得点にはつながらなかったのが残念ですけど、それはできていたのかなと思います。ただ、そこの部分で、パーフェクトなプレーではなかったですけど、役割を意識してやってくれたのかなと思います。
ーー終盤、パワープレーを仕掛けるなかでタイムアウトを取りましたが、その指示は?
さっきも言ったように、僕らは得点を追わないといけなかったので、残り時間も短くなってきたなかでシンプルにシュートで終わるような指示を出しました。あとは菅原(健太)選手が少し痛めてしまったので、あそこで取るかどうかは迷ったんですけど、選手を交代するかどうかっていうそこの判断も、1分ぐらいないとつかなかったので、タイムアウトをとって、そこで確認をして、14番の(小林)拓夢を入れました。少し即興の部分はあったんですけど、そこで送り出したというか、そういう指示を出しました。
堤優太選手
ーー本日の試合の振り返りをお願いします
Fリーグの中断期間が明けて、間違いなく大事な試合で、お互いに強い気持ちを持った中で、球際と気持ちの部分で相手のほうに少し上回られてしまって、この1対3という結果になってしまったところがあります。攻撃は、正直もっともっと良くしなきゃいけないところもあるなかで、先週の立川戦は気持ちの部分と守備の部分でもう少し頑張ろうと戦ったなかで勝利を得たので、そういったところをもう1回振り返って、次の(エスポラーダ)北海道戦に向けて、まず守備から戦う気持ちをチームとしてもっと上げていければと思います。
ーー上位リーグに向けてもう次節は何としても勝利が必要ですが、次の試合までの時間の使い方など、どういうふうに考えていますか?
今週は金曜の試合で、来週は日曜日の試合です。僕らは金曜の試合が多いんですけど、次は日曜の試合なので、練習回数も1日多くなると思うので、そこをプラスに捉えて、チーム全員で、まず絶対勝利するという条件のもと、攻撃守備、相手への対策を1週間を通して、自分たちが良くなるために、1日1日大事にして、絶対勝てるように頑張りたいと思います。
ミックスゾーンにて
※ミックスゾーンでの取材のため、写真はありません
祝航大選手
ーー試合全体を振り返っての感想をお願いします
個人的には、自分の特徴はドリブルで1対1を剥がすっていう点なので、後半から出て流れを変えるには、それを出すしかないなと思って出場しましたけど、結果、負けてしまったので、その点はやっぱり点数を動かせるようなプレーを今後できないといけないなとは思いました。
あとは前半から出れるような信頼を監督から得られないと、苦しい展開になってからも大事ですけど、やっぱりその前から試合を動かせたら、もっと楽な試合、勝ちにもつながるでしょうし、そういった面ではやっぱりもっと日々の練習から信頼を勝ち得ていかないといけないなとは思います。
ーー後半からの出場というところでは、監督からは指示などはありましたか?
指示はないんですけど、後半始まる前にもう動いといてと言われてたので、もう、いつでも行けるように準備はしました。試合に出ることがあれば、やっぱり自分の持ち味を出して、得点に絡んで、試合を動かすということだけを考えてました。
ーー得点は取れなかったが、いいプレーは出せていたが?
そうですね。自分の持ち味のドリブルで相手を抜けたのは良かったんですけど、やっぱりゴールという部分は、今後も意識しないといけないので。得点は取れるような選手になりたいです。
ーー今年はだんだん出場時間が伸びていますが、自分の成長は実感していますか?
自分の特徴を出せてきたのが一番大きくて、それで徐々に調子もよくなっていったのと、あとは慣れっていう部分もあると思います。本当に徐々に自分の調子を上げていった感じですね。シーズン当初は本当に苦しかったんですけど、試合に出るためにずっと練習してきたので、今はそれを出すだけです。
ーーメンバー表には名前は載っているけど出場はないという時間が長かったが?
練習のパフォーマンスを見ても、自分がうまくできていることは少なかったので、そういった面では自分も理解はしていました。だけど、それでもやっぱり試合のメンバーに入れてもらえるだけでいい経験にはなるので、雰囲気とか、そこはもう本当にありがたいなって思いながら。それで、自分が出たときにどういうプレーができるのかをずっと意識しながら、ベンチで見てることが多かったです。
ーー試合後の会見で監督が今日のプレーを褒めていましたが?
最近は、本当に練習でも、少しずつ調子がよくなっているので、そういった部分でやっぱりキレが増してる、トリプルのキレだったり、動きのキレだったりが増しているっていうのは言われます。
ーー変化が出てきた理由として、何か自分で変えたり、意識したりしたことなどはありますか?
練習以外で、自分でジムに行ったりして、そういった動きのトレーニングとかしてたのが一番効果的だったのかなと思います。
ーー堤選手と一緒にいることが多いと聞きました
基本的に練習とかでも堤選手が教えてくれるので。動きだったり、自分が迷っていたらどうしたほうがいいとか、プレー面でのアドバイスは一番くれます。つっつーも日本代表で、尊敬していますし、やっぱり身近にああいう選手がいて、アドバイスをもらえるというのは本当にありがたいです。監督もそうですし、クラブからも、つっつーと同じような選手というわけではないですけど、そういうレベルの選手になりなさいとは言われているので、一緒にいながら近くでプレーを参考にしています。
ーードリブルが得意というところでは、堤選手のプレーは意識しますか?
ドリブルのスタイルとかは別に意識しないですけども、判断だったりは意識してますね。あとはシュートまでの持っていき方とか、逆のつき方とか。そういった部分は参考にしてます。パスもうまいので、そこは自分は苦手なので、それも含めて参考にしながらやってます。
ーーリーグ戦は残り1試合、ファイナルシーズンもありますが、どういったところを目指していますか?
チームとしては上位リーグを目指して、次の試合は負けられないですし、絶対勝ちたいとは思っています。個人としては、Fリーグ初ゴールは決めたいなと思ってます。なおかつ自分が決めて、試合にも勝つっていうのが1番の理想です。だから次の試合は、本当に大きい、個人としてもチームとしても大事な試合なので、そこで結果という形で見せられればなとは思います。
しながわシティ 試合後会見
松田大次郎監督
ーー試合の振り返りをお願いします
3週間、(リーグ戦が)空いた形になったんですけども、そこのところで監督が交代して、自分がいるようになりました。一番は前監督がしっかりやっていてくれていたので、それに対して、少し肉付けをしていくような形でチームを作ってきました。そのなかで選手が本当に必死についてきてくれて、自分がやることも理解しようとしてくれて、体現してくれたので、今日はいい結果が出てよかったです。
YSさんも強いので、けっこう押し込まれる時間はあったんですけども、そこは本当に選手が自分たちの身体を張ってくれたので、そこの部分は本当に選手に満足しています。
ーー前監督から引き継いだ部分が多いということですが、ご自身の色を出した部分、今日の試合で変えてきた部分などはありますか?
選手一人ひとりが今どのプレーエリアで何をするべきなのかというところの部分は、自分の役割ということを少し求めてやってきました。選手はそれぞれ特徴があるので、それによってそこで何をするべきなのか、どこで自分は仕事をするべきなのかという部分に関して、働きかけてやってきたっていうのが一番多いです。
ーーシーズン途中の加入になった芝野選手ですが、今日いきなり出場して、プレータイムも長かったですが、監督から見てフィット具合など芝野選手のプレーはいかがでしたか?
元からポテンシャルがある選手なので、そこに関しては他の選手が加入するよりも、すごくいい性格なので性格も含めてスムーズに入れたと思います。本当にみんなが受け入れた部分と、あとは自分からも入ろうとした部分で、やってくれたっていうところはあります。
プレーに関しては、本当の試合は初めてだったので、やってみないと正直どのぐらいかわからなかったんですけども、途中から、得点のところもですけど、ピヴォがボールを収めるという部分、あとはスムーズさに関してはすごく良かったので、試合の中で結果的に長く使った形になりました。
ーー芝野選手は、チームとして前々から獲得しようとしていたのか、それとも監督が交代したことによって獲得に動いたのでしょうか?
クラブ2000種を選んでいただいてます。自分も話は聞かれますけど、それで自分はどうしますということを答えるので、あまり時間もなかったですし、そこはクラブが用意してくれた選手を、自分はそれに対して活躍してもらう形です。自分がこの選手が絶対に欲しいですというような形ではないです。
ーー就任後、初戦というところでどういった気持ちで試合に臨まれましたか?
個人としては、F2でも、あとは女子でも監督はしていたので、別にすごくこう変わった感情というのはなく入れたと自分では思ってます。ただ、他の人に「顔、違うよ」と言われたりしたので、そこはちょっとわからないですけど。でも、個人的にはそんなに変わらないという形で。
チームとしての気持ちは、今までちょっと負けが多くてというところで、でも、なんていうんですかね、監督もよかったですし、選手もいいですし、そこのところで少しアクセントを加えれば、結果が出るのかなとは、自分もずっと岡山監督と一緒にやらせてもらっていたので、そこのところはチームとして少しアクセントをつけることによって、フレッシュな気持ちというか、難しいんですけど、そういう感情をみんなに持たせるような感じで入れればいいかなと思って臨みました。実際にみんなもそういう気持ちでやってくれているので、自分は最初に少し道を作れば、あとはみんなが一生懸命やってくれるので、そこに関しては選手の力も大きいんじゃないかなと思ってます。
ーー途中でセットの構成に変化がありましたが、その辺の狙いは?
ある程度決まっているメンバーがあって、そのなかで最初に言ったように選手に特徴があるので、そこの特徴の部分で少しずつメンバーを入れ替えて、あとは体力的な部分も含めてやってました。
後半に関しては、自分は全員が同じ時間出ればいいとは思ってないので、やっぱり長く出る選手もいれば短い時間で仕事をしなくちゃいけない選手という、最初に言ったようなさまざま役割があるので、そこでもう最後の方は少しプレー時間に関してバラバラになっていったというのが、今日の試合ではそういう感じでやりました。
ーー横浜への対応を含めて、そういう形になったということですか?
もちろんそうですね。横浜さんが、攻撃のところで少し先手をとるような形でやってきたので、それに対して対応できる作戦と、あとは人、というので対抗したような形もありました。ですけど、半分以上は、どっちかというと自分たちのやることっていうのを考えたという方が今日は大きいかもしれないです。自分たちがやることをやれば結果が出ると思っていたので。
ーーゴレイロを後半の途中で代えましたが、その狙いは?
一番は、負傷してしまったので。今日は出てなかったですけど、黒本(ギレルメ)も、本当にいいキーパーなので、本当に2人で競い合ってやってもらっています。そのなかでちょっと足が痛んでしまったので、代わったというのが交代の理由です。
ーー最後のタイムアウトでの指示はどういったものでしたか?
まず一番は、流れを切ったよという話ですね。あのままズルズルいってしまうとちょっと難しいので。もう1点取られてから(タイムアウトを)取ってもいいんですけど、ただそれだと流れが止まらない場合もあるので、1点取られたところでまずは流れを切って、連続失点っていうのをしないようにしました。あとは、長く出ている選手がいたので、その選手を休ませる意味でも取りました。あとのもう一個は、相手がどういうことをやってくるとか一応スカウティングしてたなかでのことだったので、それをどこが危ないからどこを気をつけよう、あとは自分たちのディフェンスのルールにのっとってそこに対して、守っていこうっていうことの確認を3つしました。
白方秀和選手
ーー試合の振り返りをお願いします
(リーグ戦の)期間はちょっとあきましたけれども、監督が代わったりと、ちょっとわたついた感じの期間でした。選手的には、監督が代わってしまったという責任も感じていましたし。ただ、チームとしては前に進まないといけないし、そこはもうとにかく必死で練習から頑張ってきた結果が今日の試合につながったのかなと感じています。ピンチもたくさんありましたけど、ベンチも含めた全員で身体を張って戦えたのは本当に良かったなと思います。
ーー岡山前監督とはこのチームでいろんな思い出を共有してきたせいか、今日の試合は気持ちの入ったプレーが多かったと思います。ご自身はもう前を向いているのか、逆に切り替わっていない部分があるのか、心の部分について教えてください
この3週間の間で切り替えるのは、正直難しかったです。でもここ最近になって、やっぱり自分も進んで行かないといけないですし、チームを引っ張っていかないといけない存在なので、今はもう監督は松田さんに代わって、松田さんのやろうとしていることは、みんなも積極的にやろうとしています。そういう意味で今日、全員が一つに、今までが一つになれていないわけじゃなくて、そういうのも選手が受け入れた上で、今日結果が出たのかなと思っているので、残り試合は少ないですけど、少しでも、勝点を積んでいけるように頑張っていきます。