Fリーグ2023-2024シーズン 第19節
〜湘南ベルマーレ VS 名古屋オーシャンズ〜
11月4日(土)、湘南ベルマーレはホームの小田原アリーナに名古屋オーシャンズを迎えて、第19節を戦った。
リーグ戦のレギュラーシーズンはこの試合を含めて残り4節。湘南は、最終節のホーム戦をトッケイセキュリティ平塚総合体育館で行うため、小田原アリーナでの開催はこの試合が今シーズンは最後となる。名古屋が相手とはいえ、有終の美を飾りたいところ。一方の名古屋は、首位のペスカドーラ町田を勝点差1で追いかけている状況。ファイナルシーズンを有利に戦うためにも、残りの試合全てで勝点3を積んでいきたい。
試合開始から両チームともに攻守に渡って強度高くプレーするなか、得点へ強い意欲を見せていた湘南が萩原真夏のゴールで先制に成功。左サイドでパスを受けた内村俊太がドリブルで中央へカットイン、開いた左サイドに走り込んだ萩原へパスを出し、萩原はワンタッチで左足を振り抜いた。しかしその5分後、フリーキックを獲得した名古屋が、その流れから甲斐稜人が得点して同点に。湘南はこのファウルで5ファウルとなる。
ここで湘南は、新戦力のデ モラレス ナタン フェリペを投入。ゴレイロのフィウーザも攻撃に加わる形からパスを繋いで高橋広大がミドルシュートを放ち、得点。再びリードするが、名古屋も追いかける展開を許さず攻勢を強めて八木聖人が得点し、再びゲームを振り出しに戻す。その後名古屋は、第2PKを獲得するが、これを外して同点のままハーフタイムへ。
2ndピリオドの序盤、八木が再び得点し、名古屋はついに逆転に成功する。その後は拮抗した展開が続くが、終盤に入って湘南が自陣の深い位置でミスを犯し、水谷颯真に得点を許してしまう。その後湘南はパワープレーをスタートするが、名古屋の清水和也がパワープレー返しを決めてリードを3点に。湘南は、得点できないままタイムアップを迎えることとなった。
湘南は、やりたいことが形になるシーンは増えているものの、手痛いミスが響く結果に。名古屋は前半に2失点したが、ハーフタイムできっちり修正し、手堅く勝利をものにして勝負強さを見せた。
湘南ベルマーレ 試合後会見
伊久間 洋輔監督
ーー試合の総括をお願いします
小田原アリーナの最終戦ということで、非常にたくさんのお客さんとサポーターの皆さん来ていただきました。まずはありがとうございます。
ゲームに関しては、ここ数試合、先制点を取れていないなか、我々は先制点を取れば負ける確率は低くなるというところで、ただ、名古屋の攻撃力というのはもうわかっているので、全員で守備から入っていこうと。カウンターから1点を取れたのは、非常に良かったと思いますし、個人個人も負けていたわけではないですし、やってきたことをゲームで出せていたと思います。ただ、自分たちのミスで失点してしまうのは。経験不足だったり、ミスってはいけないところでミスをしてしまうところですね。4点目は非常に痛かったですし、5失点は、清水(和也)選手は日本代表ですし、一瞬外せば決められてしまうのは、しょうがないことだと思います。4失点目がなければ、(名古屋は)5ファウルも溜まってましたので。「たられば」なんですけど。ただ本当にプラスのところを見れば、やろうとしていることは非常に出てきていて、シュート本数も先週の北海道戦もそうだったんですけど、打てています。我々は自分たちでボールを保持しながら攻撃ができる、守備からカウンターもできるというところは前回もちょっとお話したんですけど、できてきていると思いますので、ここで下を向かずに次に向かって行きたいと思います。
ーーパワープレーに入って清水選手にパワープレー返しを決められたあと、ベンチで靏谷(春人)選手と何か話をしていましたが、その後、萩原(真夏)選手がゴールキーパーユニフォームを着て出場していました。どういった話をしていたのか、話せる範囲でお話いただけますか?
彼は、特徴を持った優れた選手でありながらも、メンタル的に、メンタルというのは戦う気持ちはあるんですけど、劣勢になったときや自分がミスしてしまったときのことですが、そういったときにいかにプレーをするかというのは、プロに求められると思います。若い選手ですので、そこは我慢が必要だと思ってますし、その部分についての伝え方は、いろいろあると思います。例えば、ミスをしたら出さないという方法もあると思いますし、ミスをしても出し続けるという選択もあると思います。そんななかでやっぱり僕としては、基本的には経験を積み上げることによって好転していくと思ってるので、そういうつもりで彼に話をしながらやっています。そのなかで、(相手の)4点目、あのミスによって、当然チームがかなり厳しい状態になっていることの責任はあると思うんですよね。それはもうピッチに出ているので。それに対して本人がイラついていると。それは違うだろうということです、平たく言えば。もちろんみんな勝ちたいから熱くなるのはわかるんですけど、僕も熱くなってますし、そこは反省すべきところですけど、でも試合は、やっぱり彼だけのためにやってるわけじゃないですし、今日に関しては無理だなと思ったので、そういうことになりました。ただ、彼だけではないので、そこはチームでカバーしなければいけないことだと思うし、他の選手はみんなでカバーして今までやってきています。そのあと彼がどう成長するかだと思います。
ーー今の質問と重なりますが、萩原選手に替わったのは、靏谷選手に冷静になれよというメッセージだったのでしょうか?
冷静になるというか、もうプレーは無理だなという判断のもとです。練習では当然、あそこはいろんな選手がやってますし、萩原があそこをやることもありますので。そういうことがあったので、萩原にやらせたというだけの話です。
ーー今日は前半も後半も早い時間帯で5ファウルになっていましたが、それは名古屋の力があったというのが理由でしょうか?
今日は、特に上ということもないのかな、くらいの試合だったんじゃないかなと思います。そのぐらい今日は、前半で言えば、(湘南の)選手が相手からボール奪うんだという気持ちがあったから、(5ファウルに)なったと思いますし、後半は多分、うちが畳みかけていたので、向こうのファウルが嵩んだんだろうと思います。ただ、試合巧者なのは間違いなく名古屋さんです。多分名古屋さんとしても今日の試合は、ゲーム内容は良くなかったと思っていると思います。おそらく。ただ、それでも勝ちきれるのが王者なので。我々も本当にそれを見習って内容がよくなくても勝つというところを目指さないといけないと思います。やるべきことというか、自分たちの攻撃の仕方とか、そういうのを確立したうえで、じゃあ今度は劣勢のときでも、いかに耐えながら勝点を奪うかということになっていかないといけないと思います。そこの部分では本当に名古屋さんの方が格段に上なんじゃないかなと思います。
ーーナタン選手が出場したら明らかに名古屋は対応に苦慮していたように見えたが、出場時間が限られていたのはどうしてですか?
おっしゃる通りだと思うんですけど、やっぱりコンディション面とか、やっぱり来てまだ1カ月、彼とも話しますけど、日本のフットサルってやっぱり激しいトランディションが多いと彼も言っていますし、我々もそう思っています。それに慣れていくのは結構大変だと思うんですよ。だから徐々に出しながら、ただ先週の(エスポラーダ)北海道戦もYS(Y.S.C.C.横浜)戦も、今週も、この強度のなかで割と慣れてきたところはあります。とはいえフィジカル面、コンディション面は、まだまだだと思いますので、そういう面で徐々に使ってる状況です。彼が万全であれば、当然もっと出すことになると思います。
ーーフィウーザ選手が意図的にロングボール、スローインでもキックでもありましたが、これは名古屋対策の一環ですか?
ここ最近の名古屋さんは、引いて守る時間帯があるなかで、ちょっとロングボールを入れたりしながら、キックインとかコーナーを取ってそこでチャンスを見出したい部分もあり、フィウーザにも話をして意図的に。他の選手もフィウーザが取ったら走るというのは、去年からうちの特徴の1つでもありますが、その辺も割と最近は少なくなっている部分もあったので、そういういいところを入れながらというところで、そういう指示は出しました。
ーーロドリゴ選手が抜けて、今はどういう形で得点を取るか試行錯誤もあるのかと思いますが、この選手層であればもっと上位にいてもおかしくないと思います。低迷している理由について監督自身はどのように考えていますか?
そこはやっぱりシュートを放たなければ点が入らないというところで、各個人がうまくいけるようにやってますし、多分今日もうちが持っている攻撃陣は、それなりにゴールに迫っていたと思います。ただやっぱり決めるというのは、個人もありますし。
どうなんですかね、皆さんから見て、このメンバーだったら勝てるんじゃないかと思えるのかもしれないですけど、それはほかのチームも一緒だと思いますが。でも、萩原はシュート本数が増えてますし、高橋広大は今日も決めましたし、今は、徐々にかみ合い出しているんじゃないかなとは思います。7連敗しているので、そこはちょっとモチベーションが落ちてしまうところもあったと思いますが、やり続けて今、上り調子ではあると思っているので。そんな感じですね。
ーー昨シーズンに比べて山﨑歩夢選手の成長ぶりが目立ちますが、監督から見てはどうでしょうか?
そうですね。彼は、僕が一昨年監督をやり始めたときは、戦術理解度とか、ディフェンス面に課題があったんですね。そこは彼が努力していると思います。今はスタートに使っても戦術面で何かおかしいこともないですし。これからはもうちょっと個人を出せると思うので、ここから彼はさらに成長できるんじゃないかなと思っています。ただ本当に今は中核になる選手に成長していると思います。
ーー彼の走力というのは、鍵なのかと思いますが?
やっぱりスピードは、うちでいうと(林田)フェリペ(良孝)とか、(内村)俊太もそうですけど、スピードは重要なので。でも、試合に出るには速いだけじゃ厳しいですし、ディフェンスもできなきゃいけなければ、ボールをちゃんと保持できなきゃいけないとか、いろいろあります。山崎はそこはすごく成長しています。ほかの選手たちもいいものは持っているんだけど、試合に出るだけの一定ベースを獲得できてない選手がいることは確かです。そこがハマったときにはもっと。先ほどこのメンバーであれば、という話がありましたが、多分そこの部分がまだ足りていない選手がいると。自分の分析では、それを出してるからこの感じになってるのかなというのは思っているので。我慢しながらですけど、本当にいい状態になれば勝ちに転ぶんじゃないかなと思っています。
フィウーザ選手
ーー試合の総括をお願いします
皆さん、こんにちは。
細かい点でいうとディフェンスから攻撃、守備がよくできなければ、やっぱり(勝敗に)響いてしまう。特に名古屋のようなクオリティの高いチームは、そういうところを見逃さない。この試合に向けて僕たちは、すごく練習を積み重ねてきたんですけど、勝つのは難しいものでした。
前半後半、両方とも良かったと思いますが、2対2から2対3にされて、僕らはいい試合をしたと思いますが、それでも2対4になってしまうとそこからはちょっと難しくなりました。特に名古屋のような強いチームが相手の場合、2対2のままであればまた展開は違ったかもしれませんが、2対4になるとやっぱり厳しくなってしまう。僕らは1週間を通じてずっと一生懸命練習をしてきましたが、名古屋戦は終わったので、次の試合に向けてまた新しく練習をスタートしていきたいと思います。
次の試合もまた相手には優れた選手が揃ってるので大変な試合になると思いますが、僕らは精一杯、1週間練習を頑張っていきたいと思います。
高橋広大選手
ーー試合の総括をお願いします
チームで立ち上がりをよくしていこうと、失点はもちろんなくして、先制点を取れば勝てるからそこを狙っていこうという話をしていました。立ち上がりの失点もなく、いい時間帯に先制点を奪えてそこまでは良かったと思います。そこから取って取られての展開が続いて、後半に今シーズンのうちの弱み、明確にわかってないんですけど、崩れちゃって、全部持ってかれたって感じですね。
ーー明確にわかってないということですが、弱みというのはどういうふうに感じていますか?
なんだろう? 本当に去年と比べたら、去年は試合内容が良くないなと思っても勝てる試合があったり、今日の試合、つまんなかったなと思ったけど勝っていたりということがあったんですけど、今シーズンは、そこらへんの質が上がっていて、試合をやっていても、やりたいことができています。でも、できていても勝ちきれなかったり、というのがあって、今日まさにそんな試合でした。なぜ勝てないのかというのはわからないです。わかっていたら負けてないと思うので。
ーー高橋選手が決めた2得点目については?
結果、勝ってないので、何もうれしくないですね。そのときは勝ち越しの点だったので、うれしかったですけど。結果、勝利につながってないので。はい。
ーー伊久間監督が先ほどの会見で、チームとしてやりたいことが少しずつできてきているから高橋選手のあの得点も生まれたという話をしていましたが、選手として手応えは?
本当に試合のなかで、特に攻撃は自分たちが(練習で)やってきていることがたくさん出ていて、チャンスもありましたし、そのなかで相手のズレもあって、自分の得点は生まれたかなと思います。
ーー新しく取り組んでいる、ボールを保持して攻撃していくというところでの手応えは?
今日もありました、それは。はい。
ーーチームとして、身についてきている実感はありますか?
そうですね。もっとミスを少なくして、それこそ、その形でゴールを奪えれば、それが完成形だと思いますね。
ーーそこでミスがあるから、失点にも繋がってしまうというところですか?
そうですね、今日も底辺で失って、失点したというのがあったので。でも、ちょっとまだ整理できてないですね。
ーー今日のゴールの流れとしては、打つ瞬間に前が開いたから打ったという感じですか? その直前ではパスがうまく繋がって崩している印象でしたが?
そのときに名古屋がズレるなとは思っていたので、もらったときにこのときに打とうっていうのは、決めていました。1つ前のプレーで。
ーーああいうミドルシュートっていうのは結構久しぶりですか? もともと自信があった?
前々節もホームでミドルシュートを決めていたので、いいイメージはありました。
ーー今日の試合は、あのゴールで正直、完全に湘南のペースになったと思いましたが、そこで勝ちきれないというところで名古屋がスキを突くのが上手いのか、それとも湘南の気が抜けてしまったというような状況ですか?
湘南も、そういうところはあると思いますね、今シーズンは。それと今日の相手が名古屋だったということで、スキがないですし。それで、この点差まで開かせちゃったという感じです。
ーー先ほど、以前はやっていてつまらない試合があったという話がありましたが、それは今年も感じることはありますか?
ないですね。湘南はゴレイロからピヴォまでロングボールを多用してた年もあったんですけど、それってやっぱり見ていてもつまらないし、自分たちもやっていてつまらない。今は、しっかり下から繋いで、前進していって、フットサルの醍醐味じゃないですけど、そういうのは体現できてきている。つまらない試合っていうのは、そういう試合ですね。カウンターとかならいいと思いますけど。
ーー今シーズンはセットプレーの質が上がっていて、今日も決定機がいくつかありました。そのうちの1本でも決まっていればと思いますが?
本当に、それこそ質は上がってきていて、今日も決定機が2〜3本はあったと思うんですけど。なんで、決まらないんだろう? っていう感覚です。はい。ただ質は上がってるなっていうのは実感してます。
ーーセットプレーの決定力が上がっていけば勝率も上がっていくように思いますが?
まさにその通りです。練習からやっていくのみですね。
ーーナタン選手について、選手からの感想を聞きたいんですが、今日は名古屋からの激しいプレッシャーでも全然動じることなくキープしていました。味方から見てどう感じますか?
心強いですよね、シンプルに。練習をやってても、自分がフィクソでナタン選手と対峙することがあるんですけど、Fリーグの中で、嫌な選手の上位3人に入りますね(笑)。足も長いし。
ーー小田原市出身ですが、これだけ観客も入って、改めてフットサルチームが小田原で活動することの意義をどのように感じていますか?
今日もお客さんがいっぱい来てくれましたし、そのなかで自分たちがプレーすることだったり、結果を出すことで、ここは週末皆さんが集まってワイワイできたり、感動してもらったり、元気もらったりしてもらえる、そんな場所にもっともっとなっていけたらいいなというふうに思っています。
ーー今日は改めて小田原アリーナのホームの声援はすごいなと感じましたが、選手自身はサポーターの声、他のチームのサポーターで、あの声量はないと思うんですけど、どういうふうに感じていますか?
いや、本当に心強いです。これだけの声援があると、本当は逆転できたりという力も出てくるんですけど。本当に心強い存在です。
名古屋オーシャンズ 試合後コメント
フエンテス監督
ーー試合を振り返って総括をお願いします
激闘の試合になりました。湘南は強い相手ですし、ホームゲームだとさらに本領を発揮してくることは理解していました。 先制点を許してはしまいましたけど、自分たちのやるべきことを行ったことによって、同点に追いつくことができました。その後、もう1点失点をしてしまいましたが、頭を下げずに2対2に追いつくことができました。両チームともにしっかりと戦うことができた試合になったのではないかと思います。
後半は前半と同じラインで実施したことにより、3点目を決めることができました。2対2のまま試合を終えることなく3点目を決めることができたのは、大きな鍵になったのではないかと思いますし、相手へ大きな打撃を与えることができたのではないかと思います。 その後、相手はスコアのことも考えて攻めてきたと思います。 逆転に成功することによって相手を焦らせることができたのではないかと思います。 4点目を決めることができた後に、相手がパワープレーで攻めてくる状態になりましたが、失点をすることなくいい守備をすることができました。また、5点目も取ることができたと思います。
ーー湘南の走力やゴレイロからのロングパスなどの特徴がありますが、湘南戦に向けてどのような準備をしましたか?
湘南の特徴を理解していますし、相手の特徴を消すことができるトレーニングをしてきました。相手がどのようなプレーをしてきても対応することができるように、日々努力をしています。
ーー守備がハーフから始める場合と、高い位置から始める場合がありましたが、使い分けは?
相手の特徴や自分たちの流れという点で守備の位置を使い分けています。試合の流れによって判断しながら使い分けていました。
ーー前半は2失点しましたが、ハーフタイムはどのような修正を行いましたか?
失点の有無に関係なく、修正することがあります。自分たちができている点はより良さを出すことができるように話をしています。悪い点は修正をかけています。 前半で起こったことをしっかりとフィードバックしています。今回は修正がうまくいって、後半に失点することなく、3点の追加点を決めて勝つことができました。
ーー湘南に新しく加入したナタン選手はフィジカルに特徴のある選手ですが、対策などは考えていましたか?
今シーズンから加入したピヴォの選手で、日本に来日してまだ間もないので現在は日本に慣れる準備期間だと思っています。前節の試合ビデオをみて、ナタン選手の特徴をチーム全体で共通認識をもって対策をすることができました。その結果、ナタン選手からの失点を防ぐことができま した。
ーーシーズン序盤はゴレイロを前後半で交代していたと思いますが、最近は試合ごとに交代しています。 変更した理由を教えてください
ゴレイロはフィールドプレーヤーと同様に毎週ハードなトレーニングをして、常にどんな状態でも試合に出場することができるように準備をしています。 シーズン当初は20分ずつ試合に出場し、そこから1試合ずつ、2試合ずつと方法をかえ、今はまた違う方法でやっています。
篠田 龍馬選手
ーー試合を振り返って総括をお願いします
試合の入りはよかったと思いますが、先制点を失点してしまってからバタつく展開もありました。しかし、 甲斐選手がすぐに点をとってくれたことによっていいリズムを作ることができたと思います。 湘南のホームということで、やりづらい部分も経験したことがあったので、失点を少なくし、常に名古屋が有利な状況で試合を進めなければならないと思っていましたが、前半は違ったので、そこは反省点だと思います。後半はいい試合運びをすることができたと思います。4点目が入って落ち着いて守備をすることができました。難しい場所・難しい試合でもしっかりと対応をして全員で勝点をとることができたと思います。
ーー前半は失点もあって、うまく行ってないところもあったのかと思いましたが、ピッチの中ではどのような感覚でしたか?
2失点をしてしまってうまくいっていない点もありましたが、湘南に対する対策を1週間通してやってきたので、最低限は出せたと思います。失点はフットサルのつきものなので、そこはうまく切り替えて、修正して行うことができた試合になったのではないかと思います。
ーー後半は3点目が取れたことでリズムを掴んだ印象ですが、5ファウルまで早かったように感じましたが、どういった理由が考えられますか?
5ファウルまでは早かったですが、逆に前半は湘南が早い段階で5ファウルになって第2PKを獲得する場面もありました。 お互いに判定のところで苦しんだ場面もあったのではないかと思います。
ーー篠田選手はアウェイの試合に出ることが多いですが、ホームの試合に出たいといった思いもあったりしますか?
試合データ的にはアウェイの試合に出場していることの方が多いかもしれませんが、あまり気にしてはいないです。選手としては、試合にしっかりと出場することが気持ちとしては一番にあるので、ホーム・アウェイ関係なく試合に出たいという気持ちで、日々取り組んでいます。