試合

立川・府中が狙い通りの戦いで勝利!湘南は優勝に向けて痛い敗戦を喫す

~立川・府中アスレティックFC VS 湘南ベルマーレ~

12月3日(金)、東京をホームタウンとする2チームの共同開催でフライデーナイトにFリーグディビジョン1の2試合が墨田区総合体育館で開催された。

17時にキックオフを迎えたのは、立川・府中アスレティックFC VS 湘南ベルマーレ。ホームの立川・府中は、現在8位と中位の成績だが、W杯による中断が明けてからの試合は勝ち越しており、特に前節の東京ダービーで勝利し、勢いに乗っている。対するアウェイの湘南は現在暫定首位。今シーズンは、勝負強さを身につけ勝ち進んできたが、2クール目に入ってからは各チームが対策を立てて試合に臨み、特に最近は苦しい試合が増えている。

立川・府中のキックオフで始まった1stピリオドは、お互いに相手の出方を伺っているのか、攻守にわたって静かな入り。攻守の行き来はあるものの、お互いにゴール前まで運べない時間が続いた。際どいシーンは2分、湘南のキックインからのサインプレーが演出。ロドリゴ選手がゴール前に流し込んだボールをゴレイロの黒本ギレルメ選手がキャッチした。この後は、両チームに動きが出てきて、シュートまで持ち込むシーンが増えるが、枠内シュートは両ゴレイロがことごとく阻んで得点を許さない。拮抗した展開が続く中16分、湘南は自陣でのミスからボールを奪われ、酒井遼太郎選手にゴールを決められる。立川・府中がリードして折り返すこととなった。

2ndピリオドは追いつきたい湘南が積極的な姿勢は見せるものの、流れは立川・府中が握って進んでいく。再び得点を動かしたのは立川・府中。23分に狙い通りキックインからデザインされたサインプレーでゴール前でフリーになったジョー選手が易々とシュートを決めた。2点のリードを許した湘南は、選手の組み合わせを変えて機動力を高め、徐々に流れを引き戻していく。らしさが出たのは31分、自陣から縦に速い攻撃で林田フェリペ良孝選手が1点を返した。その1分後、裏を狙った浮き球のパスを受けた山﨑歩夢選手が1体1を制して得点、同点に持ち込んだ。その後は立川・府中も粘り強いディフェンスに意識を戻して対応。一進一退の攻防の中、決勝ゴールを奪ったのは立川・府中。自陣で奪ったボールを湘南ゴール前まで運び、ピヴォが収めたボールを走り込んだ上村充哉選手が左足を振り抜いた。その後、湘南はパワープレーで攻め込んだが得点することができず、敗戦を喫した。

立川・府中が持ち味の粘り強さを発揮し、狙い通りにゲームを制した一戦となった。

試合後会見


立川・府中アスレティックFC 比嘉リカルド監督、上村充哉選手
ーー試合の総括をお願いします
比嘉
すごく厳しい試合でしたが、お客さんは喜んでくれたんじゃないかなと思います。チームとしては、勝ったり負けたりしてきたが、この前の試合で勝って、今日もう一回勝って、上の順位に行ける大きな勝ち方、上位のチームに勝って、大きな勝ち点3になりました。次も負けないよう、北九州で頑張ってきたいです」

上村「狙い通りのところで点が取れたんですが、逆に相手のストロングポイントのところで失点してしまって、難しい試合になったんですけど、アスレらしく、最後まで粘り強く戦えたので、少しずつですがアスレらしさが出てきたのかなと思います。今シーズンは、勝った試合が全部1点差なんですけど、そこの粘り強さみたいなものが出てきているので、よかったかなと思います」

ーー狙い通りというのは、湘南対策がハマったという意味か?
上村
「ハマったわけではないんですが、狙っていたところのセットプレーで点が決められたので。こちらの守備については、ポイントゲッターのロドリゴ選手を押さえるという部分はハマったかなと思います」

ーー狙い通りに見えたがプランは?
比嘉
「湘南は強いチームで、リーグ戦の戦い方もすごいと思います。その強さの中心はロドリゴ選手ですので、まずディフェンスで注意しないといけないと考えました。1対1もそうですし、抜かれたらカバーできるように、選手たちはみんなすごく良くできたと思います。しかし失点の仕方が、ロドリゴ選手じゃないところのカバーを忘れてしまって、やられてしまいました。ロドリゴ選手が一つのポイントでしたが、他の選手のカバーもしないといけなかった。湘南ベルマーレというチームと戦わないといけなかったと思います。攻撃では、(上村)充哉も言ってくれたんですけどセットプレーで点を取れたし、しっかり深さが取れてチャンスを何回も作れたし、そういうところを狙ったプランでした。選手たちは、プラン通りうまくやってくれたと思っています。失点のところだけは修正しなければいけない。集中しないといけないですね」

湘南ベルマーレ 伊久間洋輔監督、上原拓也選手
ーー試合の総括をお願いします
伊久間
「今日も平日にもかかわらず、たくさんの方に応援に来ていただいて、ありがとうございます。

試合に関しては、ミスで失点して始まったという感じではありますけども、そこもミスはするものなので、みんなの気持ち的には前を向いていたのかなと思いますし、後半しっかり追いつけたのは力がついてきたのではないかと思います。最後は、立川・府中(アスレティックFC)の(上村)充哉選手のゴールが素晴らしかったんじゃないかなと思います。また次に向けてトレーニングしていきたいと思います。ありがとうございました」

上原「お疲れ様でした。まず平日にもかかわらず、たくさんの方が応援に来てくれて、拍手などで後押しをしてくれてありがとうございます。

どの試合も負けられないですし、今日も本当に負けられない試合だった中で、落としてしまったんですが、率直に悔しい気持ちが強いし、そこはみんなも一緒だと思います。やっぱり今の立ち位置という部分でプレッシャーとか、勝たなきゃいけないという感情などいろいろあったと思います。その中で後半途中で追いついたというのは、最後までしっかり戦い切るところもそうだし、チームがどんどん成長している証拠なのかなと思います。

ただ、最後のちょっとした部分で失点してしまったので、そこの修正だったり、結果的に3対2でしたが、チャンスはたくさんあったと思うし、そこのチャンスを決め切る、ピッチにいると難しい部分だと思いますが、勝っていくには点を取るべきところで取らないといけないですし、そういう選手が増えていかないといけないと思います。何も終わってないですし、まだまだ試合は続くので、ここで何かを変える必要もないと思います。ただ試合はどんどんやってくるので、変わらずに、目の前の試合をとにかく勝つことだけに集中して、そこは本当に変わらずにやっていきたいと思います。明日からまたチームで同じ方向を向いて次の試合に向けてトレーニングできればなと思います。ありがとうございます」

ーーリードされての折り返し、ハーフタイムの指示は?
伊久間
「チャンスはあるので、しっかりとみんなで落ち着いてプレーをしようというところが主なところですね。あとは押し込む時間があると思うので、スペースの共有だったりをみんなでしっかり話をして向かいました」

ーー首位に立って長い期間が経つが、プレッシャーなどは感じているか?
上原
「暫定なのでまだ1位になったわけではないですし、ただ今の立ち位置というのは優勝が見えてくると思うので、そこはチームメイトみんなが感じている部分だと思います。プレッシャーを感じているかどうかというのは、感じている選手ももしかしたらいるかもしれないですが、ただやることは変わらないですし、プレッシャーがあるとしたらどう向き合うかがすごく大事なことかなと思います。今までそれで勝ってきているので何かを変える必要はないと思っています。プレッシャーを感じてるかどうかは、僕はどちらかというと感じる方なので(試合総括で)そういうふうに言っています」

▶Text by 小西 尚美
▶Photo by 小西 尚美
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