試合

ホームの後押しを受けて大量5得点で町田が勝利

~ペスカドーラ町田 VS バサジィ大分~

飛び石連休を含んだ5日間で各チームが2試合を戦う最終日、11月23日(火)の最も早い時間帯にキックオフを迎えたのがペスカドーラ町田 対 バサジィ大分。ホーム町田はここ最近、攻撃面での見どころは多いものの、隙をつかれての失点で勝ち星を逃す試合が続いている。一方の大分は、直近の試合は4連勝中で3位。好調を維持している。どちらのチームもタイトなスケジュールによる疲れはあるものの、今後の順位争いを考えると負けられない一戦であることは間違いない。

試合は、大分のキックオフでスタート。自陣深く戻したところに町田がプレスをかけてボールを引っ掛け、ルーズになったところに本石猛裕選手が走り込んでシュート。開始8秒で先制する。勢いに乗った町田は3分、キックインから甲斐稜人選手がミドルシュートを決め、リードを2点に広げた。堅守を誇る大分は、らしくない戦いに早々にタイムアウトを取り、一旦流れを切る。その効果もあってかその後は息を吹き返し、11分には自陣で奪ったボールを左サイドから運び、中央を並走した小門勇太選手がフィニッシュ、1点を返した。しかし、その後は町田の高い位置からのプレスと強度の高さが際立つ1stピリオドとなった。

大分にとって仕切り直しとなった2ndピリオドはプレス位置を高めにして、積極的な姿勢を見せる。しかし、攻撃に勢いのある町田が徐々に自分たちのリズムに引き込んでいく。24分には相手のミスからボールを奪った倉科亮佑選手がゴール。さらに24分には自陣でボールを奪ったヴィニシウス選手が逆サイドの本石選手にパス、ゴール前に走り込んで再びパスを受けてゴールを決めた。ヴィニシウス選手はこの試合が通算出場300試合目。自らのゴールで300試合出場を祝った。

3分34秒を残したところで大分がタイムアウトをとり、パワープレーをスタート。ゴールへの間合いを徐々に詰める中、町田は強度を落とさずタイトなディフェンスを見せ、相手のミスをついてボールを奪い、本石選手がパワープレー返しのゴールを決める。その後1分を切ったところで、大分が意地を見せて山田凱斗選手がゴールを決めた。最後まであきらめずにゴールを狙ったがその後は得点に至らずタイムアップを迎えた。

昨シーズン以上の成績を目指す町田にとって、これ以上差を広げられないためにも貴重な勝点3となった。

試合後会見


ペスカドーラ町田 ルイス ベルナット モリーナ監督、金山友紀選手
ーー試合の総括をお願いします
ルイス
「今日の試合は、非常に集中した入りができて、いいゲームができたと思います。ディフェンスに関しても、最初から非常に集中した素晴らしいディフェンスができていたと思います。
先週もお話をしたんですけど、ゲームというのは波があって、今回はこうやって5ゴール取れて勝利に結びつけられましたけど、前回の試合はチャンスを作っても3点目がなかなか取れずに終わってしまいました。ゲームというのはそういうものなんですけど、その波をどれだけ小さくできるかというところがすごく大事だと思います。いいゲームと悪いゲームの差が大きいと苦しいので、常に平均的にいいゲーム運びができるようにしていきたいと思っています。
それとホームゲームということで、サポーターだったり、来てくれているホームのお客さんの前ではやっぱりいいゲームをしなくちゃいけないという我々の責任もあります。そういう意味で言うと今日は、少しはいい試合がお見せできたのかなと思います

金山「今監督が言ったように、自分たちはホームで絶対に勝たないといけないと思って臨みました。この間の(Y.S.C.C.)横浜戦から間隔は短いですけど、相手も同じ、もっと言ったら相手の方がハードなスケジュールの中で、自分たちのほうが絶対にアドバンテージがあると思って臨みました。この間の試合後も話したんですけど、こういう試合を勝っていくことでチームは自信を持っていくと思うので、しっかり結果にこだわっていきたいと思っています。今週この試合を迎えるまで練習は2日間だったんですけど、しっかり競争心を持ってトレーニングができたことが今日の試合につながったと思います」

ーー試合開始の早い時間帯から選手の組み合わせが変わっていたが、どんな意図があったのか?
ルイス
「今日は、最初のディフェンスを見ておわかりになったかもしれませんが、前からプレッシャーをかけていくということで、そのプレッシャーのレベルを下げないような選手の入れ替えを心がけました。今日は全般的に疲れなどでディフェンスのプレッシャーの強度が落ちる前に選手を入れ替えていくという意図を持ってやってきたので、1試合を通して僕らが望むようなディフェンスのプレッシャーの強度が保てたんだと思います。そこに意図を持ってやっていたということです」

ーー20歳離れた同郷の吉田選手とトップリーグの舞台で戦うというのはどういった気持ちだったか?
金山
「そうですね、僕は彼が小学生の頃から知っていて、地元に帰ったときにはよくいっしょにボールを蹴ったり、指導したりしてたので、そういった選手とこの舞台でいっしょにプレーしてるというのは感慨深いものがありますし、出場したらマッチアップしたいなと思っていました。今日はマッチアップはなく終わったんですけど、お互い刺激を持ち合いながらやれてると思います。今日の(大分の)1点目は、彼のスピードに乗ったドリブルのところでやられてしまったので、試合には勝ちましたけど、そういう部分で改めていい選手だなと感じました」

バサジィ大分 伊藤雅範監督、吉田圭吾選手
ーー試合の総括をお願いします
伊藤
「相手を祝福するだけかなと思っています、はい。本当にそれに尽きると思いますので、あとはまた日曜日にゲームがありますので、気持ちを切り替えて、進んでいきたいと思います」

吉田「今日の負けをひきずらないように日曜日(の試合)に臨んで、勝ちたいと思います。以上です」

ーー開始早々失点、追加点となり、早い段階でタイムアウトを取られたが、どんな指示を出したのか?
伊藤
「2点のビハインドをどうやって返していくかっていうことと、早い時間帯の失点でチームに動揺もあると思ったので、一回流れを切るという意味で取りました」

ーーピッチで感じた町田の強さはどんなところだったか?
吉田
「プレスの強度が強くて、僕たちも自陣でボールをロストする機会が増えたので、それに関しては相手の方が上回っていたなというのが率直な感想です」

ーーそのあたりが敗因か?
吉田
「そうですね、全部負けましたね」

ーー直接マッチアップする機会はなかったが、同郷の金山選手(ペスカドーラ町田)と同じピッチに立ったのはどのような気持ちだったか?
吉田
「僕はペスカドーラ町田と試合をするときは本当に、鳥肌が立つといいますか、(金山)友紀さんから教わってフットサルを始めたので、感慨深いなっていう感じもありました。やる気も普段よりも多かったので勝てれば良かったんですけど、今回は友紀さんに負けたということで、次は負けないように(したい)。友紀さんには長くプレーしてもらって、来年もいっしょに、このFリーグの舞台で戦えたらいいなと思ってます」

ーー金山選手はFリーグ最年長選手だと思うが、20歳くらい年齢の離れてた選手がFリーグで活躍しているのを見て、どのような思いがあるか?
吉田
「友紀さんだからというわけではないんですけど、やっぱり刺激はもらいますね。40代というのは、僕たちには想像もつかないような体のことだったり、気持ちだったり、メンタルだったり、ケガだったりあると思うんですけど、それでもやはりスピードスターと言われるくらい走るので、本当に勇気をもらいますし、僕も負けていられないなと。お互いに刺激しあってるみたいな感じですね」

▶Text by 小西 尚美
▶Photo by 小西 尚美
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