~ボルクバレット北九州 対 ペスカドーラ町田(20-21 Div.1/第18節)~
Fリーグ・ディビジョン1のボルクバレット北九州対ペスカドーラ町田の試合が12月12日、北九州市立総合体育館で行われ、1―3でホームの北九州が敗れた 。
試合開始後、早い時間帯に町田のヴィニシウスのパスからボールを奪った樋口岳志が放ったシュートで北九州が先制。その後、両チームともチャンスは作るものの、互いに堅い守備で拮抗した展開に。
2ndピリオド5分過ぎ、町田はセットプレーから室田祐希が得点を決め同点に追いつくと、その後も伊藤圭汰のシュートがポストに当たったこぼれ球からヴィニシウスが得点し逆転。北九州はパワープレーで得点を奪いに行くが、逆にパワープレー返し(PPG)で町田に追加点を許し、そのまま試合終了。北九州はアウェーでの敗戦の借りを返すことが出来なかった。
試合の来場者数は308人。F2時代には特色のあるイベントなどで3,000人超を集めたこともある北九州市立総合体育館を思い出すと寂しい数字に感じるが、新型コロナウィルス予防対策のための制限付き開催の中ではやむを得ない。そんな状況下でもアリーナまで足を運んだ人たちは、これまでのように声を出しての応援が出来ない分、手拍子や自作の応援ボードなどで選手達を後押しした。ハーフタイムには吉本興業のバルーンパフォーマンス芸人松下笑一さんのショーや、クラウドファンディングで3D化が実現したボルクバレット北九州のマスコットのバレ子が客席に向かってのグリーティングで観客を楽しませた。
試合を観戦していた、F2時代からボルクバレット北九州を応援し、ボランティアとしてもかかわったことがある後藤広宣さんは、「町田はさすが試合巧者だなと思った。試合の入りからしばらくは連携がうまく出来ていないのかな?という感じもしたが、後半はセットプレーでチャンスをものにし、そこから差がでた感じ。北九州も小林謙太から横山巧のところを決めておけば流れが変わったかも。また次ですね」と期待を込めた。
今節の結果によりボルクバレット北九州は勝点13のまま10位、勝点を26にしたペスカドーラ町田は4位(順位は暫定)
ボルクバレット北九州・馬場監督の試合後コメント
--今日の試合の総括を
馬場「お互いの長所を消した地味な試合となりました。その中でどちらがチャンスを先につかむか、どちらが先に追加点を取るかというロースコアな試合をお互いにしたと思っています。その中でも自分達にもチャンスがありましたし、町田さんにもありました。やはり決定力の差。自分達が決められなくて、相手がこぼれ球で決めるという力の差が最後に出たのだと思います。そこに関しては選手を責めるつもりはありませんし、やはりここからはチーム全体として質を少しずつ上げていく事をしっかりとやっていくことしか勝利への改善方法はないと思っています。今日のプランに関しては監督が提案したものですし、選手達はそれを体現しようと必死に頑張っていたと思います」
--勝敗の差はわずかだと感じますが
馬場「本当にそう思います。少しの差です。ポストひとつ、ボールひとつの差だと思うので、それを埋めるために日々努力していくしかないと思っています。
次節試合情報
ボルクバレット北九州
VS:フウガドールすみだ
日時:2020年12月20日(日) 16時K.O
場所:墨田区総合体育館
ペスカドーラ町田
VS:エスポラーダ北海道
日時:2020年12月20日(日) 14時K.O
場所:町田市立総合体育館
Text by 東 恭子
Photo by 東 恭子
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