試合

全勝中の王者名古屋を逆転で撃破!

~仲間と共に戦った年内最後のホーム戦~

2月19日(土)、2020年最後にホーム小田原アリーナに迎えたのは、今季未だ負けなしの王者名古屋オーシャンズ。12月15日にオリベイラ アルトゥール選手が日本国籍を取得したことでピッチに立つメンバー構成の選択肢がさらに広がり、パワーを増している。

選手入場時には、名古屋の選手も久光重貴選手を応援するTシャツを掲げて写真撮影を実施。湘南ベルマーレの選手は、Tシャツのほか、久光選手のユニフォームを身にまとう選手も。試合前のひととき、チームを超えて仲間を思う気持ちが表された。

キックオフ直後、先に決定機を演出したのは湘南ベルマーレ。ところが、開始40秒、名古屋に一瞬の隙を突かれ、ゴール正面から星翔太選手に先制ゴールを決められる。フィジカルで勝る名古屋だが、テクニックやシュートの精度も抜群。ゴール前で身体を離すと正確な狙いでシュートを打ってくる。

早々に失点は喫したものの湘南も前からプレスをかけて主導権を譲ることなく積極果敢に攻め続ける。試合の中盤過ぎには、高溝黎磨選手が作ったスペースに走り込んだロドリゴ選手がゴール天井に突き刺す豪快なゴールを決めて同点とした。しかし、追いつかれるとより容赦ない攻撃を仕掛けるのが名古屋。放たれるシュートのほとんどがオンターゲットで、湘南の守護神・フィウーザ選手がことごとく弾くも、終了間際に平田 ネト アントニオ マサノリ選手のゴールで2失点目を喫してしまう。

名古屋が1点リードして始まった第2ピリオドは、両者ともに主導権を譲らず、持ち味を発揮。試合残り12分24秒で名古屋の安藤良平選手がコーナーキックから意表をつくサインプレーで3得点目を挙げる。

しかし、2点差がついても湘南は焦ることなく自分たちのスタイルを貫いて攻撃を展開。すると練習通りと思えるコンビネーションで抜け出した本田真琉虎洲選手が流れを変えるゴールをゲット。時間を開けずにロドリゴ選手がテクニックを見せつけるゴール、再び本田選手が荒木辰文選手のフリーランニングを利用したアイデアあふれるゴールを決めて逆転。

残り時間がどんどん少なくなるなか、名古屋はパワープレーを選択。ほとんどの時間を湘南陣内で攻め続けるが、全員で守り続ける湘南の壁を崩すことができず、そのままタイムアップ!

湘南が逆転で王者名古屋に勝利した。

試合終了後には、「FAO賞」と「フルパワーZ賞」の表彰が行われ、この日の勝利の立役者となったフィウーザ選手と本田真琉虎洲選手にそれぞれの賞が贈られた。本田選手はインタビューで、「ヒサがモチベーション、みんなヒサのことを考えて戦っている」とこの日の健闘の思いを明かした。

課題の残ったゲームだが、切り替えて謙虚な気持ちで次に向かいたい

名古屋オーシャンズ フエンテス監督
ーー今日の試合を振り返って
フエンテス「まず今日の試合に関しては、湘南ベルマーレの気持ちが入ったプレー、勝利におめでとうございますと言いたいと思います。緊迫したゲームのなかでも彼らは、自分たちの特徴や色を出せたと思いますし、逆に私たちの良さというものを消された部分も多くあったゲームでしたので、私たちにとっては課題が残ったゲームではありました。ただ、長いリーグ、レギュラーシーズンではこういうこともあり得るものですし、こういう負けた試合というのは、もちろん悔しい気持ちもありますけれども、切り替えることも大事だと思いますし、こういう試合を薬にしてですね、またしっかりと謙虚な気持ちを持って、またリセットしてですね、しっかり試合の準備をして、次に対戦相手では、もっと強い気持ちでしっかりと対策を立てていければいいかなと思っています」

星龍太選手
ーー今日の試合を振り返って
「今日は、湘南の方が気持ちも上回ってたし、試合にかける思いっていうのはすごい強かったなと思います。オーシャンズの宿命でもありますけど、そこに勝たないといけないので、気持ちの面でまず負けないようにすることが大事だなと思います。たぶんいつもよりは試合に入り込めていない感じがあったので、この敗戦というのを糧にして、次の試合、年末まであと2試合あるので、そこでしっかり勝って、気持ちを新たにやっていければいいなと思います」

Fリーグのレベルを上げ、湘南の価値を高める内容の試合、これからも精進したい

湘南ベルマーレ 奥村敬人監督
ーー今日の試合を振り返って
奥村「お疲れ様です。まず、今日のホーム試合で、たくさんの方々が設営をしてくださり、サポーター・ファンの方々が後押しをしてくださり、本当に感謝しています。ありがとうございます。

今週、名古屋戦に向けて、練習始めに無敗の名古屋に土をつけるのは自分たちだという話をしたんですけど、練習のなかで選手たちがまず愚直に練習に取り組んでくれたことに感謝したいと思います。
そして試合前のミーティングで3つ挙げました。まずは名古屋(オーシャンズ)さんが(開始)10分以内にゴールを奪っているシーンがすごく多かったので、10分をなんとか凌ごうという話をしました。そのために短い時間で選手を回して、全員を使いながら選手の足も残すということを考えてやっていたんですけど、開始早々点を取られてしまって、そのプランは少し崩れてしまったんですけど、そのあと失点を重ねなかったところに選手たちの頑張りが見えました。
2つ目が2点差以上つけられないということですね。今まで名古屋さんに勝った試合では、0-2からでも逆転して勝った試合があったんですけど、0-3になってしまって逆転して勝った試合はなかったんですね。そのなかで2点差で踏みとどまって試合を進めていこう、そして後半10分以降で勝ちに行こうという話をしたんですけど、そこもしっかりと、一度1対3になって2点差だったんですけど、そのあと4点目を取られずにしっかり頑張ってくれたおかげで、こういった逆転劇につながったのかなというふうに思います。
そして3つ目は、1年前の試合、ホーム最終節で名古屋さんに4対3で勝った試合があったんですけど、その試合の再現をしようという話をしました。これは本当に、結果の通り、たまたまかもしれないですけど、選手たちが本当にその試合を体現してくれたというところ、本当に素晴らしかったと思います。終わったばかりで僕も今興奮していて、内容とかそういった部分は覚えてない部分もあるんですけど、相手よりも一歩でも先に触るとか、髪の毛1本でも相手の攻撃を防ぐとか、そういう気持ちの部分、戦術的な部分もそうですけど、気持ちの部分で名古屋さんを上回れたというところがすべてだったと思いますし、しっかりと村松コーチが立ててくれた、相手のディフェンスに対する攻略というのも選手たちが遂行してくれたっていうところが勝利につながったのかなと思います。
ジャッピーニャ(本田真琉虎洲選手)が最後に言ってましたけど、ヒサ(久光重貴選手)のためにね、みんな頑張ってくれていたと思いますし、その思いがヒサに届いたと思いますし、そういう試合ができて、ホームでたくさんの方々が喜んでくれて、すごく良かったと思います。
こういう試合内容をしっかりと今後も続けていくことで、Fリーグのレベルも上がると思いますし、湘南ベルマーレの価値も高まると思いますので、今日いい試合でした。でも次週は全然ダメでした、でははなく、もっともっといいフットサル、気持ちのこもったフットサルを皆さんにみていただけるよう日々精進したいと思います。以上です。ありがとうございます」

上原拓也選手
ーー今日の試合を振り返って
上原「お疲れ様でした。今日の試合、本当にヒサさんが力を送ってくれた試合だと思うし、そういう試合を勝ったことは本当に良かったと思うので、この勢いを止めずに僕たちやれることを日々やっていきたいし、次負けたら意味がないと思うので、次も勝てるように準備をやっていきたいと思います。ありがとうございました」

次節試合情報


湘南ベルマーレ
VS:シュライカー大阪

日時:2020年12月25日(金) 17時K.O
場所:丸善インテックアリーナ

名古屋オーシャンズ
VS:バルドラール浦安
日時:2020年12月26日(土) 17時K.O
場所:バルドラール浦安アリーナ

Text by 小西 尚美
Photo by 湘南ベルマーレフットサルクラブ
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