Fリーグ2023-2024 キックオフカンファレンス

コラム

Fリーグが2023-2024 キックオフカンファレンス開催。アンバサダーに松井大輔氏の就任を発表

Fリーグは、5月8日(月)、シーズン開幕に向けて「Fリーグ2023-2024 キックオフカンファレンス」を日本サッカー協会ビル(JFAハウス)にて開催。ディビジョン1の12チームとディビジョン2の9チームからそれぞれ代表選手が登場し、新シーズンに向けて抱負を述べた。

カンファレンスは、日本フットサルトップリーグの藤口光紀理事長のあいさつからスタート。理事長就任から1年を経て、「フットサルは、日本が世界を引っ張ることができる種目だと確信した」と話し、Jリーグの発展を支えた地域やホームタウン、パートナー企業との連携をフットサルでもより強化することで、ともに世界を目指す方向性を示した。

日本フットサルトップリーグの藤口光紀理事長

また、新シーズンのFリーグアンバサダーに松井大輔氏の就任を発表。昨シーズンまでは、Y.S.C.C.横浜のFとJの両チームに選手として在籍したが、今シーズンはJのチームで選手とコーチを兼任し、フットサル界へはまた違った形で貢献することとなった。フットサルについては、「たくさんの観客の中で試合ができることが大事になってくると思う」と話し、そのための具体的な方法については、「こういうことをやってくださいと言ってもらった方が僕はやりやすい」とSNSでの提案なども歓迎する、オープンな姿勢を見せた。

Fリーグ2023-2024アンバサダー松井大輔氏

その後は、Fリーグ所属の21チームの選手が登場。開幕戦の対戦カードの紹介を兼ねて、チームスローガンや開幕に向けての意気込みを語った。

最後は、フットサル日本代表の木暮賢一郎監督が登壇。来年開催されるW杯出場を勝ち取るために10月から始まる予選に向けて、代表を構成する選手の多くがFリーグから選出されることを前提に、「代表チームが大きな成果を出すには、Fリーグが不可欠。今シーズンも代表選考が困難を極めるハイレベルなゲームを期待している」と語った。

フットサル日本代表 木暮賢一郎監督

Fリーグは5月15日(月)からFリーグ所属の21チームと、特別枠として、U-19フットサル日本選抜、O-PA(第23回FUTSAL地域チャンピオンズリーグ 優勝チーム)、立命館大学All.1(LUXPERIOR CUP 地域大学フットサルチャンピオンズリーグ2022-2023 優勝チーム)、ZOTT WASEDA(第12回日本フットサル施設連盟選手権 優勝チーム)の4チームを加えた全25チームで、Fリーグ オーシャンカップ2023を開催。翌週の27日(土)にはディビジョン1が、6月4日(日)にはディビジョン2が開幕する。

PICKUP PLAYER 湘南ベルマーレ 菊池大介選手
ボールを足で蹴る以外、全く違うスポーツ。
だからこそ新たなチャレンジに感じるやりがい。

 

湘南ベルマーレフットサル菊池大介選手

JからFへ。今シーズンからフットサル選手として湘南ベルマーレフットサルクラブに加入した菊池大介選手。Jリーグに所属する湘南ベルマーレのアカデミーで育ち、16歳でリーグ戦デビューを飾り、トップチームへ昇格。その後、いくつかのクラブを渡り歩いてサッカー選手として経験を積んできた。今シーズンは、新たな挑戦としてフットサル選手に転向。カンファレンス後、今シーズンからトップリーグであるF1の舞台に挑む菊池選手に話を聞いた。

ーー今日はチームの代表で来られたんですね?
そうですね(笑)。

ーーいかがですか?
僕にとっても新たなチャレンジなので新鮮です。こういった場に来られるというのもすごく光栄ですし、この雰囲気を味わえて、フットサルにチャレンジするんだなという気持ちがより増したと思います。

ーー確認ですが、育成年代を含めて、フットサルの経験はありますか?
経験としては小学校5、6年生のときだけです。その頃僕は、鳥取県に住んでいたんですけど、冬場が寒いので。バーモントカップという大会に向けて室内で活動していました。

ーーそれ以降は?
まったくないです。

ーー練習が始まって3週間くらい経ちますが、サッカーとの違いや難しさを感じますか?
僕の中では、ボールを足で蹴る以外、何もかも違うなっていうぐらい、何もかも違います。考え方だったり、駆け引きの仕方だったり全然違うので、驚きと同時に自分自身やりがいも感じています。やっぱり十何年フットサルをやっている選手だったり、今まで本気でフットサルやってきている選手に追いつこうと思ったら、自分自身、本気でやらなきゃいけないなと思います。日々、若い選手、ベテラン選手関係なく、たくさんのことを吸収させてもらってます。

ーー今日、改めて菊池選手を見て、体格がFリーガーと違う、やっぱりサッカー選手だなという印象を持ちましたが、そこにはメリット・デメリットはありますか?
メリットもあるし、デメリットもあると思いますけど、体格の部分は自分で変えていくしかないと思います。そこはもうフットサル仕様にというか、今も取り組んでいる最中ではあるんですけど。自分自身も、湘南の選手たちを見てもちょっと違うなと思います。練習でも、サッカーのときと疲れる場所が全く違いますし。そこは自分の中で整理しながら強化していかなきゃいけないなと思います。

ーー疲れ方の違いは、特にどこに感じますか?
サッカーは結構、ふくらはぎにくるんですけど、フットサルは意外とふくらはぎに来なくて、お尻周りだったり、股関節だったり、腿の前だったり。あとはやっぱり足裏にダメージというか、負荷がすごく来るので、そこは正直めちゃくちゃきついです。それと同時にさっき言った通り、やりがいを感じるチャレンジなので、すごく楽しみです。

ーーフットサルをやろうと思った、一番の理由はなんですか?
湘南ベルマーレというクラブは、サッカーで湘南を巣立ってからもずっと心の中にあるクラブで、もちろんサッカーで帰ってきて、そこで引退してという理想が自分の中にはあったんですけど、それがなかなか叶わなかったというところがあります。同時に、自分の中でこの先の人生を考えたときに、自分は小学校のときにフットサルやっていたり、湘南に在籍していたときにFリーグの存在もあって、もちろん知っていたし、観に行ったりもしていたので、そういうチャレンジも自分の中でアリなのかなと思いました。今の社長の佐藤伸也さんだったり、サッカーの方の会長や社長だったり、GMと相談させてもらう中で、すごく面白いチャレンジになるんじゃないかなということでこういう道が開けたというところです。

ーー以前は、Jリーグから入って代表までいく選手が多かったですが、今はいません。そこに関しては?
もちろんやるからには目指します。ただ、始まって3週間くらいですけど、本当に甘くないというか。フットサルの厳しさだったり、難しさだったりという現実をすごく感じていて、だからこそそこに向かっていくやりがいもすごく感じています。今、湘南には内村俊太が代表に入っていたり、若い選手では春人(靏谷)だったり、勢いのある有望株の選手がたくさんいて、年代別代表に入っている選手もたくさんいるので、そこはすごく刺激になっていますし、もちろん簡単なチャレンジではないですけど、目指したいなとは思っています。

ーーフットサル加入が発表された後に開催された全日本選手権は会場で観戦されましたか?
準決勝、決勝は会場で観ました。

ーーどんな印象を持ちましたか?
フットサルをやると決めてはいたんですけど、名古屋(オーシャンズ)戦を最初に観て、よりというか改めて。すごく心が動いたし、感動して、フットサルはこれだけ人を感動させられるんだとすごく感じました。もちろん自分の力は微力ですけど、だからこそ自分が入って、湘南ベルマーレに貢献するというところもそうですし、日本のフットサル界は、正直Jリーグだったり、他のスポーツに比べるとまだまだ盛り上がりにかけるなというのを自分は感じているので、そこに少しでも貢献したいという思いもあります。フットサルをもっともっと盛り上げて、ニュースに取り上げられるようなスポーツにするためにも、プレーもそうですけど、いろんな発信だったりを通して、そういうところも貢献していきたいと思います。

ーークラブのスタッフとして働きながらになるんですか?
そうです。

ーー大変ですね
大変ですけど、何回も言いますけど、そこにすごくやりがいも感じます。クラブに対しての感謝だったり、そうやって戻ってこられるクラブというのはなかなかないですし。それにフットサルを小学校でしかやったことがないような選手が、Fリーグの一番トップのリーグで湘南ベルマーレという強いフットサルのクラブでプレーさせてもらえるのは本当にありがたいこと。そこに行きたくても行けない選手だったり、そこを目指して夢破れる選手だったりがたくさんいる中で、僕みたいな選手が挑戦させてもらえることに感謝して、やっていきたいなと思います。

ーーちなみにどんな仕事をされていますか?
フットサルクラブの方ではフロントスタッフ、営業を含めてやっています。サッカークラブの方では、営業職だったり、サッカースクールコーチも週1日やらしてもらったり。いろんなことをやらしてもらっているので、フットサルクラブに貢献するのはもちろんですけど、湘南ベルマーレ全体で、湘南地域を盛り上げたいなという思いがすごくあります。

ーー屋外スポーツから屋内スポーツに変わって何か感じることはありますか?
いやでも、日焼けしなくていいんで。肌が弱くて日焼けに弱いので、そこはすごくポジティブだと思います(笑)。

ーーポジションは?
アラでチャレンジしています。

ーー左サイドで?
はい。

ーーたくさんシュートを決めてください。
はい、去年までいたロドリゴのように、いい意味でも悪い意味でもチャレンジするというか。やっぱりチャレンジしないと始まらないし。ロドのようにたくさんシュートを打つことによって、たぶん得点機会も生まれてくると思うので。でもまずはやっぱり試合に出ないと、意味ないし、盛り上げることもなかなか難しいと思うので、やっぱり早く馴染んで早く試合に出られるように努力したいなと思います。

ーー全日本選手権の試合後の取材で高橋広大選手がサッカーからいきなりF1の舞台は大変だと思うと言っていたが、実感はありますか?
はい、そんな感じです。さっき言ったようにフットサルとサッカーは何もかも違うし、覚えなきゃいけないこともたくさんあるので。まずそこをしっかり覚えて、自分の中に下地というか、基盤みたいなものを作らなきゃいけない。ただ、逆にそこで焦らずというか、1年ですぐに結果を残してとは僕も思ってないです。自分の中にしっかりと基礎を作って、湘南ベルマーレのフットサルクラブには最終的にアジアチャンピオンになる目標が明確にあるので、そこのピッチに立てていれば最高なのかなと思っています。

ーー年齢的に長くできそうな競技ですか?
年齢的には全然、問題ないかなと思います。今年32歳なんですけど、身体も全然動きますし、サッカーとはまた違うトレーニングだったり、筋トレなんかもやってプレーすることによって、自分の中で実感もすごく持てているし、動けているなという感覚にもなっているので。そこはやっていくごとに進化していけるんじゃないかなと思ってます。

湘南ベルマーレの開幕ゲーム
5月27日(土)14:30KO 小田原アリーナ
VS エスポラーダ北海道

▶Text by 小西 尚美
▶Photo by 小西 尚美
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