試合

【FリーグDiv1】シュライカー大阪・相井選手がハットトリックで初勝利に貢献

~Y.S.C.C.横浜を4-2で破る~

反転シュート、ファー詰め、パワープレー返し。シュライカー大阪のエース・相井忍(♯10)が、大阪に加入してから初となるハットトリックの活躍で勝利に貢献した。

フットサルの国内最高峰リーグ「Fリーグ ディビジョン1」のシュライカー大阪 vs Y.S.C.C.横浜の試合が9月12日、大阪市の丸善インテックアリーナ大阪で行われた。

開幕戦はエスポラーダ北海道と2-2で引き分けた大阪(昨シーズンは4位)、ペスカドーラ町田に2-5で敗れて黒星スタートとなった横浜(F2から昇格)。両チームともに初勝利を目指して激しくぶつかり合った。文中、敬称略

両チームともサッカーのFWにあたる「ピヴォ」を置く3ー1システムでゲームが始まる。スターティングメンバーは以下の通り。

序盤は大阪がパスをつなぎ、横浜を押し込んでペースをつかんだ。3分、大阪の水田貴明(♯30)が右サイドからのシュートでチームを勢いづける。

5分にはコーナーキックからのチャンスで、ファーに送った浮き球パスを加藤未渚実(♯8)が合わせたが、枠を捉えられなかった。

横浜も次第にボールをキープできるようになり、攻め込むシーンが増えたが、先制点は大阪だった。

7分に水田が右サイドを突破し、中央の相井にパス。相井のシュートがゴールライン付近のこぼれ球になり、仁井貴仁(♯14)が押し込んだ。

横浜は9分に同点に追いつく。小林拓夢(♯14)が左サイドをドリブルで運び、ファーにパスを送ると、川崎柊音(♯23)がワンタッチでネットを揺らした。横浜が1-1にし、リズムを取り戻す。

それから両チームシュートを積極的に放ったが、ゴールが遠い。このまま前半終了に思えた18分、大阪は左サイドから仁井が出したパスを相井が中央で収め、反転シュート。ボールは横浜ゴレイロ(GK)の後村祐樹(♯15)に当たりながらもゴールに吸い込まれ、2-1で第1ピリオド(前半)を終えた。

巻き返す横浜、突き放す大阪 勝負は後半へ


第2ピリオド(後半)の序盤は横浜が攻勢をかける。21分に伊藤玄(♯3)が華麗なキックフェイントで守備を揺さぶり、左足でシュートしたが、枠外に飛んだ。

そして23分、今シーズンのルール改正を生かしたキックインから、速いボールを中央に蹴りこみ、ゴール前の笠篤史(♯33)が右足で合わせて、2-2の同点に。横浜ではこのキックイン戦術を「カオス」と名付けて取り入れているという。

両チームとも激しい攻防が続いた29分、大阪の堀内迪弥(♯7)がゴール前で倒れこみながらシュートしたが、横浜ゴレイロの後村がナイスセーブ。

攻め立てる大阪は31分、貴重な勝ち越し点を挙げる。3対2のカウンターで、中央の加藤から、右サイドの堀内、ファー詰めに入った相井へとパスをつなぎ、相井が冷静にゴールに突き刺して3-2にした。

横浜も猛攻を仕掛け、35分にはピヴォ当てからの落としを黒田智暉(♯51)がシュートしたが、ゴールできない。

そして残り1分24秒、横浜はフィールドプレーヤー5人で攻める「パワープレー」に移行した。

ところが40秒後、相井が横浜のパスをカットして、無人のゴールに流し込んだ。大阪に移籍後、初となるハットトリックで4-2にして、勝負を決めた。

大阪が今シーズン初勝利を飾って勝ち点3をもぎ取った。横浜も大阪とそれほど差を感じないプレーを見せたが、あと一歩及ばなかった。

試合後、相井は「初戦で(自分が)点が取れず、ゴールを奪って試合を決めるという決意でゲームに入った。昨シーズンから大幅にメンバーが入れ替わる中で、ホーム初勝利が挙げられたことは大きい。次戦は名古屋なので、もっとアグレッシブにいって勝つ」と力強く語った。

なお、この試合はフットサル日本代表のブルーノ・ガルシア監督(右)と木暮賢一郎コーチが視察した。

大阪・永井義文監督の談話


「初戦の北海道戦は相手の速い攻守の切り替えに、受け身になってしまったので、トレーニングで修正した。若い選手が多い中で、気持ちを乗せてあげれたので、立ち上がりが改善できた。そしてリスクをかけてでもチャレンジしていく気持ちが4-2というスコアに出た。初勝利はうれしいのと、ホッとした気持ちの両方がある」

横浜・前田佳宏監督の談話


「勝ち点を得られず、悔しい気持ちだ。F1でやれる部分と、やれない部分が見えた。やれる部分は走力を生かしたハードワークや気持ちの強さ。一方、大阪の相井選手、加藤選手のようなタレントに個でやられるシーンがあった。昨シーズンのF2では無敗だったが、F1では負ける試合も出てくる。精神的にも成長するシーズンにしたい」

次戦で大阪は9月22日に名古屋オーシャンズ(昨シーズン1位)と対戦、横浜は10月3日にボアルース長野(同12位)と戦う。

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